【NPB】日本ハム&ヤクルトが助っ人獲得 コロナ禍で拡大する“日本挑戦”のトレンド

2019年、日本での開幕戦では満塁弾を放ったサンタナ (C)Getty Images

プロ野球はオフシーズンに突入し、各球団は来季へ向けた戦力補強の動きを本格化させている。

日本ハムは3日、ロビー・アーリン(前ブレーブス)の獲得を発表。またヤクルトも4日に、ドミンゴ・サンタナ(前インディアンス)と契約合意に至った。両チームともに今季は下位に沈んだこともあり、助っ人にかかる期待も大きくなるだろう。

■先発として期待のアーリンは早くも“日本野球”を警戒

日本ハムへ加入するアーリンは、MLB通算115試合に登板し、13勝20敗、防御率4.85という実績を残している。エース・有原航平のポスティングや、マルティネスの退団が発表されるなどスターターの層に不安がある日本ハムでは、先発投手での起用が中心となるだろう。

アーリンは現地メディアに対して、NPB挑戦に前向きなコメントを残している。

サンタクルーズの地元紙「Santa Cruz Sentinel」に対してアーリンは、「言葉や文化も学んでいきたい。(日本に)馴染むために、できることは何でもする」と語っている。

また、記事ではバントなども絡めて得点を奪うNPBのスタイルにアーリンが警戒していることにも触れており、「(NPBの)打者のスキルが高い」というアーリンのコメントを紹介している。

日本ハムでは先発左腕として期待されるアーリン (C)Getty Images

■長打力が持ち味のサンタナはヤクルトの救世主となるか

ヤクルトへの入団が発表されたサンタナは、右打ちの外野手。17年にはブルワーズで30本塁打、19年にはマリナーズで21本塁打を放つなど、長打力に定評のある打者だ。マリナーズ在籍時には、イチローの最後の出場カードとなった「2019 MGM MLB日本開幕戦」で逆転満塁弾を放ち、そのパワーが記憶に残っている日本のファンも多いだろう。

ヤクルトとしては、巧打者タイプとして期待されたエスコバーが今ひとつの成績で退団となったこともあり、方針変換で長打力を望んだという意図が感じられる補強だ。村上宗隆や青木宣親、そしてチーム残留を発表した山田哲人と並んで中軸を任せたいところだろう。

移籍情報を専門に取り扱う現地メディア「MLB Trade Rumors」はサンタナについて、三振の多さを指摘しながらも28歳という年齢や出塁率などを評価し、「日本で並外れた打撃成績を記録することも考えられる」としている。

■コロナ禍で増加する外国人選手のNPB挑戦

アーリンとサンタナ、両選手に共通しているのはMLBとマイナー(MiLB)の当落線上の選手ということだ。

これまでであれば、今オフはマイナー契約を結び昇格の機会を狙うという選択肢もあったはずだが、以前としてコロナ禍の影響で不透明なリーグ状況(※今季のMiLBは全中止)なども考慮すると、安定した出場機会と報酬を求めてNPBに挑戦するのも現実的な選択肢だ。

NPBで実績を残し、アメリカへ「逆輸入」となる助っ人も近年では一般化しており、今後ますますアーリンやサンタナ同様のケースが増えることが予想される。さらなるビッグネームのNPB挑戦は実現するのか、今オフも引き続き熱いストーブリーグが繰り広げられそうだ。

文・SPREAD編集部

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