■国内の有力選手も多数エントリー
体操天皇杯・第74回全日本体操個人総合選手権が10日、群馬県の高崎アリーナで開幕する。
当初4月開催を予定していた本選手権は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて開催が見送りとなっていた。今回は、同じく見送りとなっていた全日本体操種目別選手権と併せての実施となる。
国内の有力選手も多数名を連ねているが、中でも注目の一つは男子における“新旧エース”萱和磨と内村航平だ。
萱は昨年の世界選手権で団体と平行棒で3位となり、9月の全日本シニア選手権では個人総合で優勝を果たすなど、体操ニッポンのエースとして存在感を増している。
一方、オリンピック2連覇を達成しスポーツ界の歴史にその名を刻んだ内村航平も、まだまだ健在だ。11月に代々木競技場で開催された国際大会「友情と絆の大会」では、鉄棒でH難度の「ブレトシュナイダー(コバチ2回ひねり)」を公式戦で初めて成功させるなど、東京オリンピックに向けて状態は上向きだ。
本選手権は東京オリンピックの代表選考に直接的に絡むものではないが、2021年の大舞台を見据えると重要な試金石となるのは間違いないはずだ。
大会予定
12月10日:開会式、女子予選
12月11日:男子予選
12月12日:女子決勝、表彰式 ※中継:NHK BS1(12:00-14:50)
12月13日:男子決勝、表彰式、閉会式 ※中継:NHK BS1(12:00~13:05)、NHK総合(13:05~15:00)
文・SPREAD編集部