【NBA】ハーデン獲得のネッツは“敗者”? 現地メディアが超大型トレードを分析

トレードでネッツへ移籍したジェームズ・ハーデン (C)Getty Images

NBAブルックリン・ネッツは13日、過去3シーズン連続で得点王に輝いているジェームズ・ハーデンヒューストン・ロケッツからトレードで獲得した。4チーム間で合計7選手とドラフト指名権が絡む、近年稀に見る超大型トレードとなった。

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このトレードでネッツには、ハーデン、ケビン・デュラントカイリー・アービングというNBAを代表する「ビッグスリー」が集結。ハーデン自身のトレード希望も叶い、ネッツにとっては大補強にも思えるが、現地メディアでは異なる解説もされている。

米メディア「NBC Sports」は「ジェームズ・ハーデンの大型トレードにおける勝者と敗者」という記事を掲載し、今トレードに参画した各チームを“格付け”している。

■ロケッツは即戦力補強&将来への投資を両立

記事にて「勝者」と位置づけられたのがロケッツだ。

寸評では、「不満を溜め込んだスーパースターを放出し、ロケッツはビクター・オラディポダンテ・エクサムロディオンズ・クールッツ、さらにドラフト指名権(※今後のドラフト1順目指名権4本と交換権4本)を獲得した。これぞまさに大補強だ」とし、即戦力の補強だけでなく、ドラフト1順目指名権の大量確保による将来への好影響を高く評価している。

また、カリス・レヴァートを獲得したインディアナ・ペイサーズジャレット・アレントーリアン・プリンスを獲得したクリーブランド・キャバリアーズの2チームについても、戦力補強の面から「勝者」に分類している。

■「未来」よりも「今」を選んだネッツの行方は……

その一方で「敗者」に分類されたのが、意外なことにもハーデンを獲得したネッツだ。記事では「ビッグスリー」の現状とチームの将来が不安視されている。

「通常の状況であれば、(アービング、デュラント、ハーデンが揃う状況は)他チームにとってはこれ以上ない脅威だろう。しかし、現状のネッツでは問題につながる。アービングは欠場中(※「個人的な理由」でここ数試合欠場中)であり、復帰の目処も経っていない。さらに、ハーデンとデュラントがどのように共存するかも不透明だ。

加えて言わずもがなだが、ネッツは今後のドラフト指名権を手放し、未来よりも今年を選択した。アービングの状況次第だが、トレードの決断は深刻な過ちになるかもしれない」

さらに、ネッツの指揮官であるスティーブ・ナッシュHCについても、「HC1年目からアービングの問題で手一杯のところに、お次はハーデンの加入だ。このトレードはナッシュとネッツにとって、天恵となるか。それとも呪いになるか。ブルックリンの現状としては、後者に傾いているように思える」と、その行く末を不安視している。

大出血覚悟で補強を実現させたネッツだが、まだまだ安心するには早いかもしれない。「ビッグスリー」共存の行方も含めて、引き続き注目の的となりそうだ。

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文・SPRAED編集部

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