【競馬】根岸S 絶好調C.ルメール×タイムフライヤーに立ちはだかる【0-1-1-22】の正体とは?

今週は東京競馬場で根岸S(ダート1400m)が行われる。

フェブラリーSの前哨戦として施行される一戦。過去にはモーニンノンコノユメといった馬がこのレースとフェブラリーSで連勝を飾り、トップグループへと位置を上げた。そんな根岸Sについて、過去10年のデータ分析を用いつつ攻略を図っていきたい。

1.タイムフライヤーの鬼門は「ハーツクライ×東京ダート1400mの2勝クラス以上」
2.伏兵ヘリオスが持ちうる「出世時計」という強力データ
3.データが導く2021根岸Sの穴馬候補は?

◆今年の根岸S上位人気は不安だらけ 人気薄の差し・追込がここでハマる

■タイムフライヤーの鬼門は「ハーツクライ×東京ダート1400mの2勝クラス以上」

昨年夏に重賞を含む連勝を飾り、この路線のトップグループに名乗りを上げたタイムフライヤー

勇退が近づく松田調教師に新たなタイトルをプレゼントしたいところだが……その障壁となりうるデータはこちら。

・ハーツクライ産駒の東京ダート1400mの2勝クラス以上成績【0-1-1-22】

東京競馬場は同産駒の庭だが、それは芝ダート問わずマイル以上の距離があってこそ。1400mにおいては極端に成績が落ちてしまっているのだ。

年明けからエンジン全開のC.ルメール騎乗というプラス材料をも打ち消すマイナスデータ。これを無視するわけにはいかないだろう。

■伏兵ヘリオスが持ちうる「出世時計」という強力データ

9人気の低評価ながら霜月Sを勝利。満を持して重賞の舞台に足を踏み入れるヘリオス

さすがに重賞のメンバー相手では厳しいのでは……そうした周りの声に真っ向から立ち向かうべく、少し角度を変えたデータをご紹介したい。

・2011年以降、良馬場の東京ダート1400mを1分22秒台で勝った馬→4頭

4頭の内訳は、

・タールタン
・サンライズノヴァ
・モズアスコット
・ヘリオス

面白いことに、根岸S連対馬が3頭も名を連ねているのだ。

「出世時計」で良馬場東京ダート1400mを制したヘリオス。重賞の舞台でも輝きを放つ可能性は十分だ。

■データが導く2021根岸Sの穴馬候補は?

フタ桁人気馬が何度も馬券内に入っている根岸S。この項では、データ面から上位進出を目論む穴馬候補2頭を取り上げたい。

<穴候補1 ブルベアイリーデ>

リステッド競走での勝利実績もある馬だが、近走は4着続き。重賞では厳しいと思われる1頭だが、そんな同馬で強調できるデータがこちら。

・左回りのダート1400mかつ内枠での成績【1-1-0-2】

着外の2回はいずれも4着と大崩れなし。この条件では人気が予想されるレッドルゼルを下しており、見限るには早計だ。

<穴候補2 ヤマニンアンプリメ>

7歳を迎えたダート戦線の古豪。近走は8→3→4→7着と連対圏から遠ざかってしまっているが、同馬に追い風となるデータは存在する。

・左回り成績【2-0-2-1】
・斤量56キロ時の成績【0-0-1-3】

まずはじめに、この馬はいわゆる「サウスポー」。左回りの浦和で施行されたJBCレディスクラシックで勝利を飾り、クラスターCではダート短距離の強豪・コパノキッキングに先着。得意の左回り替わりに加えて昨年この馬を襲った「斤量56キロの呪縛」から解放される今回、波乱の主役になる可能性を秘めた1頭と言えるだろう。

▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「根岸S」

【競馬】根岸S 今年の上位人気は不安だらけ 人気薄の差し・追込がここでハマる

【競馬】根岸S レッドルゼルら有力馬追い切りジャッジ&狙える穴馬プラスワン!

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家

競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

twitterアカウントはこちら⇒田原基成@競馬ストーリーテラー

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします