【野球】MLB、今季は予定通り開幕へ 延期拒否の選手会に機構側が歩み寄り 

MLBのロブ・マンフレッドコミッショナー(C)Getty Images

大リーグ機構(MLB)が、今シーズンの開幕を遅らせ154試合制での実施案を選手会に提示したと1月31日(日本時間2月1日)、現地主要メディアが報じた。

依然として猛威を振るう新型コロナウイルス感染拡大を受けての提案だが、選手会側は拒否する構えを表明。

その結果、MLBは1日(同2日)、従来の予定通りにスプリングトレーニングとシーズンを開幕する方針を発表した。

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■キャンプイン目前の新提案に選手会は難色

当初、MLBによる新提案は主に下記の内容となっていた。

・キャンプインを2月中旬から3月22日に変更。
・レギュラーシーズンは1週間延長し154試合制での実施。
・プレーオフ出場枠を14チームに拡大。
・両リーグDH制や延長タイブレーク制は今季も継続。
・年俸は満額支払い

この提案が受け入れられると、キャンプインが後ろ倒しになる関係で、シーズン開幕も4月末(当初は4月1日開幕の予定)となる見込みだ。しかし、本来のキャンプインまで約2週間となったタイミングでの新提案に、選手会側は難色を示していた。

現地メディア「The Athletic」のケン・ローゼンタール記者は自身のTwitterで、「選手会側はMLBの提案を拒否する見通し。選手達は(このタイミングでの)日程変更は遅すぎると感じている。プレーオフ拡大や両リーグDH制については両者による再検討の可能性もあるが、選手会はプレーオフ拡大には反対の立場だ」とレポートしている。

また「CBS Sports」は、MLBによる提案は合理的であるとしながらも、プレーオフ延長はMLB側にとって大きな収益源となる一方で、年俸が保証されている選手側にとってはメリットがなく、ここに両者の溝があると指摘していた。

選手会からの拒否姿勢を受け、MLBは「健康・安全面についての合意」を条件に、予定通り今月中旬からのキャンプインと4月1日からのシーズン実施の方針を発表。選手会に歩み寄るかたちで、ひとまず着地することになった。

文・SPREAD編集部

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