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【プロ野球】楽天のドラ1左腕・早川が2勝目 早くも気になる新人王レースの行方

【プロ野球】楽天のドラ1左腕・早川が2勝目 早くも気になる新人王レースの行方
(C)Getty Images

楽天のドラフト1位左腕・早川隆久投手が18日、東京ドームでの日本ハム戦に先発。8回6安打1失点、無四球7奪三振の快投で2勝目を挙げた。この日は、同じくルーキーの鈴木昭汰投手(ロッテ)、栗林良史投手(広島)、大道温貴投手(同)も好投。若武者が躍動した日曜日となった。

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■自己最長の8回を投げ1失点。制球の良さ光る

ここ2試合、黒星が続いていた早川。この日も初回二死から近藤健介に先制ソロを浴び、嫌なムードが漂ったが、すぐに立ち直った。

本人が試合後、「ホームランを打たれたことで、丁寧に投げるという意識をさらに強く持った」と話したように、近藤の一発で逆に目が覚めたのか、2回以降はボールがコースに決まり、安定した投球を披露。終わってみれば、自己最長の8回を投げ、失点は初回の1点のみに抑えた。

先頭打者を出さなければ大量失点にはつながらないと思っていた」という本人のコメントを裏付けるように、先頭に出塁を許したのは2回に大田泰示に安打を許したのみで、まさに狙い通りの投球だった。107球を投げ、無四球。球速は7回の時点でも149キロを記録するなど、制球・球威とも文句なしのピッチング。黒星が続いたここ2試合は、勝負どころでボールが高めに浮いていたが、しっかり修正してきた。

4試合で計25回2/3を投げ、2勝2敗。四球はわずか3で、防御率も2.10と内容的には十分合格点だろう。前日(17日)には、田中将大が復帰後初登板を果たしたが、勝利に結びつかなかった。そんな中で見せた、チームに流れを引き戻すルーキーの快投。ローテーションの一角として存在感は増すばかりだ。

■ロッテの鈴木や広島の新人コンビも活躍

18日は早川以外にも新人の好投が相次いだ。ロッテのドラフト1位左腕・鈴木昭汰はオリックス相手に6回2失点。初勝利はお預けとなったが、開幕4試合連続で2失点以下。防御率もチームトップとなる2.35となった。

広島のルーキーコンビも活躍した。ドラフト1位の栗林良史は、中日戦でリーグ単独トップとなる6セーブ目をマーク。9試合で計9イニングを投げて、いまだ無失点の防御率0.00。クローザーとして、非の打ちどころがない成績を残している。同じく広島のドラフト3位・大道温貴は3番手で登板し、1回をピシャリと抑えて2勝目を挙げた。

新人打者では、佐藤輝明阪神)や牧秀悟DeNA)らのプレーが目立っているが、投手勢も負けず劣らずの活躍。少し気が早いが、2年目の宮城大弥オリックス)らも含めて新人王レースの行方が楽しみになってきた。

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