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2022年W杯、4年後の日本代表を背負うのはこの選手たちだ

2022年W杯、4年後の日本代表を背負うのはこの選手たちだ
ROSTOV-ON-DON, RUSSIA - JULY 02: Nacer Chadli of Belgium celebrates after scoring his team's third goal with team mates during the 2018 FIFA World Cup Russia Round of 16 match between Belgium and Japan at Rostov Arena on July 2, 2018 in Rostov-on-Don, Russia. (Photo by Laurence Griffiths/Getty Images)

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ロシアW杯が終わった。大いに日本中を沸かせた今回の日本代表。4年後のカタールW杯がすでに待ち遠しいというファンも大勢いるだろう。

しかしながら懸念点は、大幅な「世代交代」が求められるということだ。ロシアW杯開幕時の平均年齢が28.3歳。過去出場した6大会の中で一番平均年齢が高かった。

大会後、すでに代表引退を表明している選手も多い。

香川真司選手(29)、長友佑都選手(31)、乾貴士選手(30)らは4年後の舞台を目指し続けることを表明しているものの、本田圭佑選手(32)に続き、主将を務めた日本代表の支柱、長谷部誠選手(34)らが、代表引退を発表した。

帰国後、記者会見した西野朗監督は「選手はたくましく戦ってくれた。4年後のカタール大会で16強を突破できる段階にある。選手の躍進に期待したい」と発言していたが、そのためには、世代交代が求められることは必須だろう。

では、4年後の舞台ではどういった選手の活躍が期待されるのか。注目される選手たちをピックアップしてみた。

中島翔哉(23歳、なかじま・しょうや=ポルティモネンセSC /ポルトガル)

(Photo by Masterpress/Getty Images)

代表デビュー戦となった3月23日のマリ戦で途中出場ながらゴールを決めた、中島翔哉選手。

今回のロシアW杯の選考でポリバレント性(多数のポジションが出来る能力の部分)で劣る面があったとして落選したが、その落選には疑問の声も多くあがっていた。

ポルトガル1部のポルティモネンセSCで活躍する中島選手。積極性あふれるタッチの細かいスピードに乗ったドリブル、絶妙なコース取りが特徴的。創造性のあるパス、カットインシュート、フリーキックなどの精度も高い。

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以前当編集部のライターが別取材で「中島選手のようなプレーをするためにはどうしたらいいか」と尋ねたところ、「まずはサッカーを楽しむことかな。周りとか関係なく、自分がやりたいことをやって、結果がついてくれば周りも認めてくれる。自分がやりたいプレーはなんなのかしっかりと見つけること」と答えてくれた。

(Photo by Carlos Rodrigues/Getty Images)

2004年より東京ヴェルディの下部組織に加入。元来海外への関心も強く、中学生時にはブラジルへのサッカー留学も3度経験した。

本人は自身を「人見知り」としている。「SNSは苦手」としているが2018年5月23日に「これをきっかけに自分のことを知ってもらいたい」とブログを開設。(https://ameblo.jp/shoyanakajima/

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堂安律(20歳、どうあん・りつ=フローニンゲン /オランダ)

(Photo by VI Images via Getty Images)

高校2年となった2015年にガンバ大阪のトップチームに2種登録されると、開幕からトップチームに帯同。クラブ史上2番目となる16歳344日の若さで公式戦デビューを果たした。

弱冠19歳でオランダのフローニンゲンに新天地を求め。公式戦31試合で10得点4アシストと結果を残し、サポーターズクラブが選出する年間最優秀選手賞を受賞。

「俺がキング」とその若さで言ってのけるピッチ内外での堂々たる立ち居振る舞い。ピッチの王様として、次の日本代表を背負っていける存在になるだろう。

ゴール前で10代の選手が落ち着いてプレーし、ゴールをきっちりと奪う様子は日本のファンも感嘆させている。利き足は左。

まだ20歳。今回のロシアW杯ではメンバー入りすることができなかったが、厳しい環境で揉まれ、頼もしくなった姿で4年後、日本を背負う存在の一人になることが期待される。

久保建英(17歳、くぼ・たけふさ=FC東京)

(Photo by Lukas Schulze/Getty Images)

2001年6月4日生まれの17歳。おそらく、日本の若手で最も期待されている選手。本人も周囲も4年後を確実に視野に入れているだろう。まだ4年後でも若いので急かしたくはないが、期待せざるを得ない、特別な存在だ。

和製メッシとも称される、「天才」の名に相応しいプレーヤー。シュート、ドリブル、パスといった技術面も一流だが、ボールを触っていない時間帯の動き、メンタル、サッカー観もまた一流。残る課題はフィジカルか。

小学2年生で参加したFCバルセロナキャンプでMVPに選ばれる。2010年4月、FCバルセロナスクール選抜としてベルギーで開催されたソグデソ・ヨーロピアン・ルーサスカップに参加。チームは3位に終わったが、通常は優勝チームから選出される大会MVPに輝いた。

2011年8月、FCバルセロナの下部組織カンテラ(ラ・マシア)入団テストに合格。2012‐13年は30試合に出場し、74得点を挙げリーグ戦得点王になる。

2016年、中学3年ながらFC東京U-18に飛び級で昇格。日本クラブユースサッカー選手権では飛び級で出場し、中学生ながら得点王(5得点)に輝いた。(大会史上初)

(Photo by Thananuwat Srirasant/Getty Images)

中井卓大(14歳、なかい・たくひろ=レアル・マドリード下部組織)

(Photo by Masashi Hara/Getty Images)

レアル・マドリード下部組織に所属している「ピピ」こと14歳の中井卓大(たくひろ)選手。幼少期に同年代の選手をごぼう抜き、キーパーをヒールリフトでかわしてみせるような動画がYouTubeで「リアルキャプテン翼」と話題にもなった。

足元の卓越した技術に定評があるが、サッカーIQも高い。久保選手と共に4年後を期待される選手である。身長もすくすくと伸びており、まだまだ成長期。背も高く、足元の技術も高い上にサッカーを「わかっている」選手になったら、それこそ手のつけられないプレーヤーになるはずだ。

(Photo by Masashi Hara/Getty Images)

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