■エンターテイメントが持つ「力」を再確認
毎ラウンド、各チームのパフォーマンス終了後、オーディエンスジャッジのポイント集計を待つ間は、ゲストパフォーマーによる“祝福”パフォーマンスタイム。今回はEXILEのSHOKICHIが出演し、自身の手によるDリーグのテーマソング「GET IT ON」ほか数曲を披露し、途中、「みんなひとつになってエンターテイメントを復活させましょう!」と力強く呼びかけた。
同氏はパフォーマンス後の囲み取材時にも、「(コロナ禍のため)無観客なのは少し寂しかったですが、全力で人生を賭けて闘うDリーガーの皆さんに敬意を示したくて心を込めて歌いました」と語っていたが、その通りの優しさと敬意のこもった素晴らしいパフォーマンスであった。
筆者自身、取材を終えた帰路の途中、RAPTURESはじめ、全パフォーマーが発していた“喜び”のバイブレーションが自分にも伝播し、足取りが俄然軽くなっているのを感じていた。それもやはり、エンターテイメントで人は元気をもらい救われるのだという真理の再確認ができた、ミラクル感いっぱいの喜びの感覚だった。
日本が世界に先駆けて、スポーツエンターテイメントという大海に投じたDリーグという一石が波紋を描き、それがやがて大きな波となって世界中の人々をダンスで歓喜の渦に巻き込む。そんな近未来の姿がよりはっきりと見えた気がした第9ラウンド。残る3ラウンド、そして7月1日に開催が決まった上位4チームによるチャンピオンズ・リーグの到来を、心待ちにしたい。
◆日本中の「ダンサー」に幸せをもたらすDリーグ 魂までが踊りだす喜びがここにある
◆Dリーグ唯一のガールズチーム「I’moon」が超えていくもの 「ダンスで新しい世界を」
◆Dリーグ唯一のガールズチーム「I’moon」が描く未来図 「夢の選択肢を増やしたい」
著者プロフィール
Naomi Ogawa Ross●クリエイティブ・ディレクター、ライター
『CREA Traveller』『週刊文春』のファッション&ライフスタイル・ディレクター、『文學界』の文藝編集者など、長年多岐に亘る雑誌メディア業に従事。宮古島ハイビスカス産業や再生可能エネルギー業界のクリエイティブ・ディレクターとしても活躍中。齢3歳で、松竹で歌舞伎プロデューサーをしていた亡父の導きのもと尾上流家元に日舞を習い始めた時からサルサに嵌る現在まで、心の本業はダンサー。

















