■予断を許さないチャンピオンシップへの道
取材後、毎回、各チームの熱闘に心洗われ晴れやかに会場を後にする筆者だが、今回の足取りはいつにも増して軽く、胸には懐かしの映画『ブレイクダンス』の主題歌「There’s no stopping us」が途切れることなく流れていた。何か大切にすべきものがしっかりとレガシーになっていくことの嬉しさを思い、この世で確かに信じられるものとしてのエンターテイメントの素晴らしさを感じさせてくれた、ラウンド10の目撃者であった事実に感謝を捧げ、帰路についた。
7月1日に開催が決まった、上位4チームによるチャンピオンシップへのチケットを、どのチームが手にするのかはまだまだ予断を許さない状況だが、ファーストシーズンの残り2ラウンドも、ブレイキンの「型」がこの先どうなってゆくのかも、心から楽しみにしつつ、ブレイキンの輝かしい未来を引き続き応援したい。
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著者プロフィール
Naomi Ogawa Ross●クリエイティブ・ディレクター、ライター
『CREA Traveller』『週刊文春』のファッション&ライフスタイル・ディレクター、『文學界』の文藝編集者など、長年多岐に亘る雑誌メディア業に従事。宮古島ハイビスカス産業や再生可能エネルギー業界のクリエイティブ・ディレクターとしても活躍中。齢3歳で、松竹で歌舞伎プロデューサーをしていた亡父の導きのもと尾上流家元に日舞を習い始めた時からサルサに嵌る現在まで、心の本業はダンサー。
















