ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で出場。今季33号本塁打を放つなど、4打数1安打1打点。打率は.279。なお、試合はエンゼルスが3-7で敗れた。
2試合連続の一発で本塁打王争いでもゲレーロ.Jr(ブルージェイズ)との差を5本に広げた大谷だが、右翼3階席へ飛び込んだ飛距離約141メートルの特大弾は、“記録づくめ”の一振りとなった。
【実際の映像】特大弾に漫画のようなリアクションで驚く同僚たち……大谷翔平の33号に頭を抱え興奮する自軍ダグアウトの一部始終
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■「大谷はコンピューターチップを内蔵している」
試合前まで、今季の大谷は休養翌日の12試合で6本塁打と好結果を残していたが、この日も“データ通り”の一振りで敵地ファンを震撼させた。
第1打席は相手先発・ゴンザレスの前にニゴロに倒れたが、3回1死の第2打席では内角高めのボールを強振すると打球は右翼スタンドに着弾。飛距離463フィート(約141メートル)、3階席に突き刺さる特大弾となった。また、打球速度116.5マイル(約187キロ)は試合が行われたT-モバイル・パークにおける歴代最速の本塁打となった。
データやスタッツを紹介する「MLB Stats」のTwitterアカウントは、この一打にまつわる記録を立て続けに紹介。「出場82試合で33本塁打以上は2006年のアルバート・プホルス以来の記録」「エンゼルス史上3人目となる10戦9発」「今季は打球速度116マイル以上を4度記録しているが、これはMLB最多」と、文字通り記録づくめの一発を解説している。
チーム87試合目での33号、直近21試合で16本塁打、年間61発ペースと大谷の勢いは増すばかりだ。現地放送局「MLB Network」に出演したペドロ・マルティネス氏(元レッドソックス他)は大谷について「コンピューターチップを内蔵している」と語り、投打での活躍ぶりに「モンスター、いやアンドロイド(人造人間)みたいな能力」と絶賛している。
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文・SPREAD編集部