【セントウルS/追い切りジャッジ】前走惜敗の伏兵馬に「A」評価 「走ることへのモチベーションは相当高そう」

■タイセイビジョン

【中間調整】前走・CBC賞は2歳夏以来のスプリント戦とあって、勝負どころの反応に戸惑いを見せるようなシーンも。直線半ばでようやくエンジンが掛かったが、前にいたヨカヨカに進路を塞がれたのが痛かった。それでも立て直し、レコード決着に0秒3差4着と高いスプリント性能の一端を垣間見せている。その後はセントウルSに目標を絞り、8月10日に放牧先から栗東へ入厩。12日にポリトラック14-14と脚慣らしの初時計を出すと、以降は順調にウッドコースでの乗り込みで気配を上げている。1週前追いは長めから意欲的に追って、レースが近いことを知らせる内容。かなり飛ばしたが、最後まで気持ちを切らさず伸びていた。

◆【セントウルS2021予想/追い切りジャッジ】レシステンシアに「B」の辛口評価 動き上々も「春先の唸るような迫力には……」

【最終追い切り】最終追いもウッド単走。レース当週でもしっかり追うのがいつものパターンではあるが、今回はこれまでにないほどにグイグイ追われ、外ラチ沿いに真一文字の伸びを見せた。レース当週にこれだけ仕掛けて問題ないあたり、体調はすこぶる良好のようだ。

【見解】通常短距離路線の馬は坂路追いでスピードを磨くが、この馬は操縦性と粘りの強化を主眼にウッドでしっかり追われるのがパターン。前走、不利がありながら初のスプリント戦で4着と好走できていたし、このパターンで良し、と陣営は再認識したようだ。リフレッシュした今回、相手強化のスプリントGIIに挑むにあたっても調整パターンを踏襲しつつ、攻めの強度をアップ。馬もしっかり応え、実戦ばりの仕掛けに気分良く脚を伸ばせていた。走ることへのモチベーションは相当高そう。

総合評価「A」

◆【セントウルS2021予想/追い切りジャッジ】期待の良血馬がいよいよ”本格化” 厩舎流の調整法で「A」の高評価

◆【セントウルS2021予想/追い切りジャッジ】最高評価「S」は気配絶好の有力馬 「数字以上の鋭ささえ感じる」

◆【セントウルS2021予想/データ攻略】良馬場で光り輝く、連対率「100%」の穴馬が波乱を巻き起こす

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします