名古屋ダイヤモンドドルフィンズ・笹山貴哉ってどんな人?オフの姿やチームメイトとの関係性、ファンに対する想い

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ・笹山貴哉ってどんな人?オフの姿やチームメイトとの関係性、ファンに対する想い

2016年より開始し、年々盛り上がりを見せるBリーグ。3シーズン目を迎えた今シーズンは、日本代表がワールドカップ出場権を自力で掴み取るなど、非常に話題の多い1年となっている。

現在、西地区でチャンピオンシップへの出場権をかけて争いを繰り広げている名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)。そのチームを司令塔のポジションで牽引するのが、副キャプテンの笹山貴哉選手だ。

この度編集部では、笹山選手にインタビューを実施。現在のチーム状況や終盤戦を迎えたシーズンの戦い方をはじめ、オフの過ごし方や好きなものなど、競技だけでなくプライベートに至るところまで様々な話を伺った。

※取材日は2019年2月28日

後編となる本記事では、笹山選手のバスケットボールから離れたオフの姿を中心に、クラブ・ファンに対しての想い、尊敬する人物などをお届けする。

【前編はこちら】
「頑張る女性を選手がおもてなし」 笹山貴哉に聞く、名古屋ダイヤモンドドルフィンズが仕掛けた新たな試み

バスケットボール以外に「ゴルフ」と「野球」も好き

バスケットボール以外のスポーツでは、ゴルフをプレーするという笹山選手。Bリーグが3週間のウインターブレイクを挟んだオフ期間にも、チームメイトとゴルフを楽しんだ。

「ウインターブレイクを利用して安藤周人選手とかとゴルフに行ってきたんですが、安藤選手が上手くて少しジェラシーを感じました(笑)彼はパワーだけはすごくて」

「僕は地道にコツコツと確実にプレーして、最後はしっかりとパターで沈める、という堅実なゴルフをするタイプです。気持ちよく飛ばしたいんですけど、それができないので。スコアはまだ言えるようなレベルではないので、上達したら公表します(笑)」

また、スポーツで言うと野球も好きで、中日ドラゴンズの本拠地・ナゴヤドームにも観戦に行くという。

中日ドラゴンズファンで、昨シーズンは松坂大輔選手を観に行ったようだ。

1人で過ごす時間も大切

笹山選手は、オフでは1人の時間も大切にしている。1人での過ごし方で多いのは「映画鑑賞」と「温泉」。

特に映画に関してはいろいろと観るようで、少し意外(?)なジャンルも鑑賞することを笑いながら明かしてくれた。

「普段は1人で映画を観たり、ゆっくりと温泉に入りに行ったりしています。実は1人でゆっくりするのが結構好きで、自分の時間を大切にしたいというのもあって」

「最近は『ボヘミアン・ラブソディ』を1人で観に行って、少しウルっときてしまいました。映画は色々と観るんですが、気持ちが高まるものだったり、『最後こうなるだろうな』と結末が予想しやすい恋愛系も結構観ちゃうんですよ。そういう恋愛系の映画を観て、僕ももしかしたら……とか運命感じちゃおうかなとか思ったりしますね(笑)」

チームの後輩と、高校時代から続いている大切な友人との関係性

オフは1人で過ごすことも多いが、チームの独身組で一緒にご飯を食べに行ったりもしているとのこと。

チームメイトとのエピソードを微笑みながら語る笹山選手から、慕われるその人柄の良さが垣間見えた。

「独身組で集まったりすることが結構多いんで、大学の後輩でもある満田(丈太郎)選手だったりルーキーの笠井(康平)選手の2人とはよく食事に行きますね」

「2人とも僕のことを先輩だと思っていないんじゃないかなという感じなんですけど……もう普通にツッコミ入れてきたり、タメ口で話してきたりするんですよね」

そして、昨シーズンまで一緒にプレーしていた、とある選手とのエピソードも教えてくれた。所属するチームは異なれど、現在でも親交は深い。

「藤永佳昭選手(千葉ジェッツ)とは高校時代からずっと仲が良くて、先日のウインターブレイクの時には2人で一緒に大阪旅行に行きました」

「彼と仲良くなったきっかけは、高校時代に日本代表で一緒になったことが大きくて。同じポジションですし、一緒にプレーすることが多かったですね」

「彼とは今シーズンの対戦でマッチアップできなかったんですけど、いつか実現すれば、と思っています」

大切にしている「コミュニケーション」と、ファンへの「心遣い」

副キャプテンとしてチームを牽引する笹山選手は、普段から「コミュニケーション」を意識している。

「1つのプレーがルーズになってしまうときは、お互いにしっかりとコミュニケーションを取ることが大切で、僕が間に入ってきちんとコミュニケーションが取れるようにしていかないと、というのを感じています。その役割をしっかりと果たしていきたいです」

さらに、バスケットボールという競技は、試合を応援してくれているファンとの距離が非常に近い。

「勝敗に限らずですが、特に負けた時は笑顔で接することを心がけています。あとは、試合後のファンとのハイタッチの時は、一人一人の目を見ていますね。ファンの皆さんは負けた時は特に気を遣ってくれていたりするので、『心配をかけさせない』ということが僕たちのできることだと考えています」とファンと接する際の心遣いも教えてくれた。

教員免許取得のきっかけと、その陰にある両親への尊敬

大学時代に体育の教員免許を取得したが、その陰には親の存在が影響していた。

「父親がバスケットボールを教えていて、小さい頃からその姿を見続けていたのもあって、いつかは教える立場になりたいな、という想いで教員免許を取得しました」

親の存在が教員免許取得に大きく影響したわけであったが、その存在がいかに大きかったのかは、「尊敬する人物は?」という問いかけに対する、このコメントに続いていく。

「(尊敬しているのは)両親ですね。小さい頃から『バスケット選手の前に、1人の人間としてしっかりしなさい』ということを言われ続けてきました。それは、人生の様々な面で役に立っていると感じています」

【前編はこちら】
「頑張る女性を選手がおもてなし」 笹山貴哉に聞く、名古屋ダイヤモンドドルフィンズが仕掛けた新たな試み

笹山貴哉 プロフィール

  • 【誕生日】1993年2月15日
  • 【出身地】三重県
  • 【身長】180cm
  • 【体重】77kg
  • 【出身校】洛南高等学校・筑波大学
  • 【所属】名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
  • 【背番号】21番
  • 【ポジション】ポイントガード

≪文・取材≫鳴神富一

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笹山貴哉

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ・笹山貴哉ってどんな人?オフの姿やチームメイトとの関係性、ファンに対する想いインタビュー

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