アルゼンチン代表GKが語るイングランド撃破の真相……カギは「メッシをタッチライン際に張らせておいたこと」【北中米W杯】

アルゼンチン代表GKが語るイングランド撃破の真相……カギは「メッシをタッチライン際に張らせておいたこと」【北中米W杯】
アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(C)Getty Images

FIFAワールドカップ北中米大会は15日(日本時間16日)、準決勝の残り1試合が行われた。前回王者アルゼンチンが、イングランド相手に2-1の逆転勝利。19日(同20日)の決勝では2連覇を懸けてスペインと対戦する。試合後、アルゼンチンのゴールマウスを守ったGKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ)が勝因について言及した。

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■イングランドは戦術変更が裏目

試合は後半10分にイングランドが先制。均衡が破れると、同点を目指してアルゼンチンが猛反撃を開始。すると、後半40分にMFエンソ・フェルナンデス(チェルシー)が、鮮やかなミドルシュートを叩き込んで同点に追い付いた。

さらにアディショナルタイムには、途中出場のFWラウタロ・マルティネス(インテル)がヘッドでネットを揺らし、逆転に成功。そのままタイムアップとなり、アルゼンチンが決勝進出を決めた。

残り5分からの逆転劇。最後方からチームを鼓舞し続けたGKマルティネスが試合後、勝因について語った。

「(先制してからの)イングランドは攻めるのではなく、どんどん後ろへ下がっていくのが分かった。リードしている時でも、本来は攻め続けなければならない。戦い方を変えてはいけないが、彼らは戦略を変えて守備の人数を増やした」と指摘した。

イングランドのトーマス・トゥヘル監督は、守備的な選手を次々投入して逃げ切りを図った。しかし、攻撃を断念したチームは防戦一方。アルゼンチンの攻撃にさらされ続けた結果、ついに決壊した。

■サイドから2アシストを記録

イングランドの弱腰な戦術変更も追い風になったが、マルティネスは「メッシをタッチライン際に張らせておいたことが重要だった」と話し、もう一つの勝因を挙げた。

本来は中央付近でプレーするメッシが、この日は先制を許すとサイドにポジションを移動。中央突破で自らゴールを狙うのではなく、サイドからチャンスメークに徹した。

イングランドは巨漢DFを自陣ゴール前にそろえ、カギをかけた。しかし、サイドに流れたメッシは厳しいマークから逃れ、比較的自由にボールを触れることができた。そして、同点弾も逆転弾もメッシからのパスを受けて決めたもので、2アシストが記録された。

自身のゴールはなかったが、アシストを2つ決めて勝利に貢献したメッシ。逆転劇は、スーパースターのポジションチェンジから始まっていた。

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