月が変わって8月の2日、夏競馬も折り返しに差し掛かってくる中、新潟競馬場ではサマースプリントシリーズの第3戦となる第26回アイビスサマーダッシュ(GIII、新潟芝直線1000m)が開催。
今回は昨年同レースを制し、前走の函館スプリントSで重賞4勝目を飾ったピューロマジックをはじめ、一昨年3着、昨年2着のテイエムスパーダ、さらには昨年10番人気3着で穴をあけたウイングレイテストに、韋駄天S1着のエコロレジーナ、同2着のアメリカンステージといった現役屈指の快速自慢が出走を予定している。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■中心は韋駄天S組でリピーターにも注目
アイビスSD自体は過去10年で開催時期の変更はないものの、近年の番組改編の影響で前哨戦には大なり小なり変化が生じている。中でも主要ローテのひとつだったCBC賞は施行時期の変更で8月2週目に行われるようになり、前走データとしては該当しなくなった。
とはいえ直線競馬、いわゆる千直という特殊な条件もあって、好走馬が経由するレースはかなり限定的で傾向は掴みやすくなっている。
韋駄天S【4.8.1.32】
CBC賞【2.0.1.12】
葵S【1.1.0.1】
北九州記念【1.0.1.5】
アイビスSD【1.0.0.0】
アルクオーツスプリント【1.0.0.0】
函館スプリントS【0.1.1.6】
さくらんぼ特別【0.0.2.2】
バーデンバーデンC【0.0.1.8】
福島テレビ賞【0.0.1.7】
TVh杯【0.0.1.1】
水無月S【0.0.1.0】
まずは質・量とも断然の韋駄天S。春の新潟開催で行われるオープン、直線1000mのハンデ戦で、上位を占めた馬がそのままアイビスSDでも好走するケースが目立つ。韋駄天S組の着順別成績を紐解いてみると、
韋駄天Sの着順別成績
1着【1.3.1.3】
2着【1.2.0.3】
3着【0.2.0.7】
4着【2.0.0.1】
5着以下【0.1.0.12】
という成績。5着以下から巻き返したケースは一度だけで、前2年でも馬券に絡んでいたライオンボスのみだった。すでに十分な適性を示していれば別だが、最も関連が高い韋駄天Sでも基本的には4着以内に入っていないと本番での好走は厳しそう。となると韋駄天S勝ちのエコロレジーナ、同2着のアメリカンステージといったあたりは最優先で、ここにテイエムスパーダを加えて注目しておきたい。
また前述のライオンボスの例でもわかるように、いわゆるリピーターが多いことも特徴。昨年2着のテイエムスパーダ(前年3着)や同3着のウイングレイテスト(前年2着)をはじめ、2022年~23年と2年連続して2ケタ人気で3着に食い込んだロードベイリーフといった近走成績が冴えずに人気を落とし、特殊条件で激走して穴をあけるタイプが少なくない。
そういった意味でも昨年覇者ピューロマジックは外せないが、過去10年で函館スプリントSから連勝した馬はいない。またこれだけ特殊な条件でリピーターが多い重賞ながら2015年~16年のベルカント以来、連覇を達成した馬が出ていないのもやや気になる点ではある。
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