卓球の国際大会「WTTヨーロッパスマッシュ」は15日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング3位の張本美和(木下グループ)は同12位の陳熠(中国)と対戦。ゲームカウント4-0で勝利し、準決勝進出を決めた。
日本女子では唯一の4強入りを果たした張本美。ライバル中国の現地メディアも、好調を維持する18歳への警戒を強めている。
◆「金メダルを常に争える」張本美和、早田ひなの“みわひな”ペアVに賛辞 快進撃続くエースコンビは「すでに評価を確立」【WTTヨーロッパスマッシュ】
■準決勝で王芸迪と対峙へ
張本美は日本開催となった前週の「WTTチャンピオンズ横浜」を制覇し、張本智和(トヨタ自動車)との兄妹優勝を達成。第2シードとして、スウェーデンのグランドスマッシュに挑んだ。
迎えた今大会でも安定感が光り、ベスト8に勝ち進むと、準々決勝では横浜大会2回戦でフルゲームの激闘を演じた陳熠と対峙した。
過去戦績では4勝7敗と負け越していた相手だったが、第1ゲーム開始から6連続ポイントを奪うなど、立ち上がりを支配。安定したサービス、レシーブから、要所ではバックのストレートも光った。第3ゲームのデュースも12-10で取り切るなど勝負強さを見せ、4ゲーム連取でのストレート勝ちを収めた。
中国メディアの『捜狐』は16日付の記事内でこの一戦を振り返っており、試合の流れを決した第3ゲームに言及。「この試合において、陳熠にとって最も悔やまれる転換点となった」としつつ、「張本美和は10-10から思い切りのいいプレーでチャンスを確実にものにし、2連続ポイントを奪ってこのゲームを奪取した。この3ゲーム連取という展開は、陳熠の逆転への自信を事実上打ち砕くものとなった」と述べている。
日本女子では唯一の4強入りを果たした張本美は、16日の準決勝で世界ランキング6位の王芸迪(中国)と対戦する。王芸迪とは横浜大会の準決勝でも顔を合わせており、張本美は4連敗中だった相手から白星をつかんでいる。
『捜狐』は「横浜での戦いでそれまでの4連勝が途絶えており、精神面での圧倒的な優位性はない」と王芸迪側の心境に触れながら、「主導権を握るには、台上での短いショットをコントロールし、積極的な長いツッツキで、相手を台に近い得意なプレーエリアから引き離す必要がある」と分析。張本美の特徴を踏まえたうえでの戦術遂行が求められるとしている。
張本美は今大会、早田ひな(日本生命)との女子ダブルスを制しており、2冠が懸かる中での戦いを迎える。中国の強豪との戦いが続く中、自身初となるシングルスでのグランドスマッシュ制覇へ勝ち進むことができるのか。
◆「金メダルを常に争える」張本美和、早田ひなの“みわひな”ペアVに賛辞 快進撃続くエースコンビは「すでに評価を確立」【WTTヨーロッパスマッシュ】
◆卓球日本勢3選手が4強入りで優勝争いへ 張本智和&松島輝空は準決勝で直接対決、張本美和は中国勢撃破で2週連続Vへ前進【WTTヨーロッパスマッシュ】
◆「歴史的快挙を達成」世界69位のダークホースに熱視線 橋本帆乃香&長﨑美柚撃破の18歳は「エリートたちの仲間入り」【WTTヨーロッパスマッシュ】












