卓球の国際大会「WTTチャンピオンズマカオ」は13日、マカオで女子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング3位の張本美和(木下グループ)は同12位の陳熠(中国)と対戦。ゲームカウント4-3で勝利し、優勝を飾った。
WTTチャンピオンズの大会で今季3度目の優勝を飾った張本美。試合後にその喜びを語っている。
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■苦境を跳ね返しての優勝
今大会の第1シードとして臨んだ張本美は、1回戦から安定感を見せ続けて勝ち上がると、準決勝では世界ランキング7位の陳幸同(中国)を4-1で下し、決勝進出。準決勝で早田ひな(日本生命)を退けた陳熠との決勝が実現した。
ジュニア時代からの対戦経験も豊富な22歳に対し、序盤を支配したのは張本美だった。サービス、レシーブからの展開や要所での両ハンドが光り、11-7で奪取。しかし、中盤以降に陳熠の対角へのフォアハンドが決まりだし、張本美が後手に回る時間も増えて、3ゲームを返されて王手をかけられた。第6ゲームも4-7とリードを許し、試合は決したかに見えた。
しかし、ここから見せたのが、今季数々の修羅場をくぐり抜けてきた18歳の執念だった。終盤の5連続ポイントで11-9と逆転し、フルゲームに持ち込むと、点の取り合いとなった第7ゲーム中盤で奪ったわずかなリードを生かしながら、デュースを12-10で制した。試合を終えた安堵感からか、ベンチでは涙も見せた。
■孫穎莎以来の快挙達成
試合後に張本美は「もちろん嬉しい気持ちもありますけど、まあやっぱり一番は『信じられないな』というふうに思います」とコメント。「今年はチャンピオンズレベルの大会で優勝することを目標にしていたので、まさか3回もできるとは思っていなくて、本当にびっくりしています」と胸の内を明かした。
2026年の張本美は全日本選手権で初の一般の部シングルス優勝を果たし、史上初の4冠を達成。殻を一つ破ると、その勢いのまま国際大会でも躍動し、3月の重慶、8月の横浜大会に続くWTTチャンピオンズ優勝を達成した。同大会での3連続優勝は、現世界1位の孫穎莎(中国)以来の快挙となった。
張本美は印象に残る大会として横浜大会での優勝を挙げ、「普段日本で、日本のファンの皆様の前で試合する機会がまずあまりないので、その中で試合ができたこと自体がとても幸せでしたし、決勝まで進んで一番多く試合することができて、それだけでも満足でした」と回顧。そのうえで、「いつも応援してくださるファンの皆様に、恩返しじゃないですけど、少しでも一緒に喜んでいただけたら嬉しいなと思うので、やっぱり横浜の大会が一番記憶に残っていますし、本当に優勝できて嬉しかったです」と振り返った。
自身初の世界トップ3入りを果たした今季は、第1シードとなる大会が増える中で結果を残し続けている。選手として新たなフェーズに入りつつある日本女子のエースの今後の活躍にも期待が高まる。
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