FIFAロシア・ワールドカップ(W杯)グループHで、コロンビアがセネガルを下しベスト16入りを果たした。
初戦で日本に敗れたところから2連勝で逆転突破を決めたコロンビアに、日本のサッカーファンからも安堵する声が聞かれた。
それは1994年のアメリカ大会で起きた悲劇に理由がある。
開始3分で試合の流れが決まった日本戦
グループ第1節で行われた日本対コロンビアの前半3分、コロンビアのカルロス・サンチェス選手が日本のシュートを手で防ぎ、レッドカードで退場になってしまう。
コロンビアは香川真司選手のPKで1点を失い、さらに残り85分を1人少ない状態で戦うことになってしまった。
この数的不利も響いてコロンビアは初戦を落としてしまう。
直後からインターネット上では「エスコバルの悲劇」が再び起きるのではと危惧されていた。
選手が帰国後に射殺された「エスコバルの悲劇」
1994年のW杯に出場したコロンビアは、7大会ぶりの出場となった前回大会でベスト16まで勝ち進んでおり、当時はそれを上回る成績が期待されていた。
だが初戦でルーマニアに敗れ、グループ突破に早くも黄色信号が灯る。絶対に負けられない状況で臨んだ第2節のアメリカ戦では、アンドレス・エスコバル選手が痛恨のオウンゴール。追加点も決められコロンビアは敗れた。
チームは国民の怒りを恐れ帰国を拒否したが、敗退の原因を作った自分には説明責任があるとしてエスコバル選手はコロンビアに戻り、銃を持った男に襲われて亡くなった。
犯人は熱狂的なサッカーファンだったとも、サッカー賭博で巨額の損失を被ったマフィアの刺客だったとも言われている。
日本戦のあと、サンチェス選手の顔写真とエスコバル選手の顔写真を並べる殺害予告が出ており、コロンビアでは警察が捜査を進めていた。
そうした事情や背景があるため、コロンビアのベスト16には日本からも「とりあえず、サンチェスが無事帰国できる流れになってきたのはよかった」「とにかく、あの悲劇だけは繰り返しちゃいけないよ」「カルロスサンチェス帰国出来そうですね」「無事に帰国できるか心配だったしコロンビアが勝ち抜けてホッとしてる」などの声が聞かれた。
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