【プロ野球/ドラフト会議】佐藤隼輔など即戦力左腕が豊富 上位指名候補選手を紹介 大学/社会人編

プロ野球ドラフト会議が11日に行われる。大学では、2019年に日米大学野球の日本代表として選出され、好投するなど即戦力左腕として期待される佐藤隼輔筑波大)、社会人は最速153キロのストレート、スライダー、フォークを投じる本格派左腕として活躍する山田龍聖JR東日本)など投手が豊富だ。

ここでは、『SPREAD』編集部が選んだドラフト上位指名候補選手を短評を含め紹介する。

◆【ドラフト会議2021/高校編】高校BIG3など注目選手が勢揃い 上位指名候補選手を紹介

■黒原拓未など左腕に注目

佐藤隼輔(さとう ・しゅんすけ)

★★★★★
投手
左投左打
筑波大
182cm83kg

短評
MAX152キロのストレートとスライダーが持ち味の本格派左腕。首都大学野球連盟では、1年生で秋季に5試合登板して、3勝0敗の25回無失点と覚醒。その後も勝ち星を重ね、大学通算勝利数(21年春季終了時点)は10勝まで到達し、166回2/3を27失点、防御率1.46とリーグを代表する左腕へと成長した。さらに2019年には、日米大学野球の日本代表にも選出。6回を投げ、無失点と国際大会でも快投している。即戦力左腕として、1位指名される可能性が非常に高い。

山下輝(やました・ひかる)

★★★★☆
投手
左投左打
法政大
188cm100kg

短評
恵まれた体格から繰り出す直球は最速151キロまで達する大型左腕。19年秋まで未登板も、20年春に4試合に登板し、5回無失点で2勝をマークした。21年の春には2勝3敗と負けが先行するが、32回8失点、防御率2.25と安定した投球を披露した。高校時にはU18W杯で日本代表にも選ばれ、キューバ戦で5回1/3を投げ1失点に抑えるなど国際大会の経験もしている。スケールの大きさからも上位指名は確実だろう。

三浦銀二(みうら・ぎんじ)

★★★★☆
投手
右投右打
176cm88kg
法政大

短評
山下輝と左右の2枚看板を担うチームの主将。スライダー、カーブ、スライダー、チェンジアップに最速150キロのストレートを投じる。18年秋には六大学野球のリーグで2位の防御率1.99を記録。さらに21年春の4月には、慶應義塾大学相手にリーグで62年ぶり3度目となる のノーヒット・ワンランを達成するなど一躍注目を浴びた。高校時代も素質の高さを評価されドラフト候補に挙がっていたが、大学4年間でさらなる成長を遂げた。

椋木蓮(むくのき・れん)

★★★★☆
投手
右投右打
179cm84kg
東北福祉大

短評
サイドから投じるMAX154キロのストレートは魅力だ。さらにスライダー、カーブ、フォークなど球種も多い。仙台六大学野球(21年春まで)では、通算で29試合に登板し、76回を投げ7失点、防御率0.83と圧倒的な成績を残している。一昨年に2学年先輩である津森宥紀(現・ソフトバンク)が指名されただけに、今年もサイド右腕がドラフト会議で貴重な存在となりそうだ。

黒原拓未(くろはら・たくみ)

★★★★★
投手
左投左打
173cm71kg
関西学院大

短評
小柄ながらストレートは最速151キロに達し、チェンジアップ、スライダー、ツーシーム、カットボールなど多彩な変化球を操る左腕だ。21年春は8試合に登板し、5勝1敗、防御率0.70という圧倒的な成績を収め、チームを14季ぶりの優勝に導き、個人としてもMVP、最優秀投手、ベストナインの3冠に輝き一気にプロ注目の選手となった。ゲームメイクが非常に得意な投手で、即戦力として上位で指名されるだろう。

隅田知一郎(すみだ・ちひろ)

★★★★★
投手
左投左打
177cm76kg
西日本工業大

短評
奪三振能力が非常に高い投手で、最速150キロのストレート、スライダー、カットボール、チェンジアップ、フォーク、ツーシームと球種も多い。大学通算(21年春まで)では、34試合に登板し、10勝5敗。さらに158回2/3を投げ、195奪三振とイニング以上の三振を奪っており、防御率も1.76と安定した成績を残している。21年春には、MVPとベストナインを受賞した。

鈴木勇斗(すずき・ゆうと)

★★★★☆
投手
左投左打
174cm83kg
創価大

短評
身体は小柄ながら、最速152キロのストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップを投じる左腕。20年秋には、9試合に登板して4勝1敗、防御率もリーグ4位の1.72を記録。同季にMVPと最優秀選手、ベストナインにも選出されている。2年連続でプロを輩出している大学なだけに、今年も指名に期待がかかる。

古賀悠斗(こが・ゆうと)

★★★★☆
捕手
右投右打
174cm83kg
中央大

短評
打撃と強肩が持ち味の大型捕手。高校時代には通算52発を放つなど長打も売りで、二塁送球も1.9秒台と肩も良い。21年春には、3本の本塁打を放つなど打率.341でベストナインにも輝いている。打てる捕手ということもあって、1位で指名される可能性も高い。

正木智也(まさき・ともや)

★★★★☆
外野手
右投右打
182cm91kg
慶應義塾大

短評
大学通算(21年春まで)10発の本塁打を放つなど長打が魅力だ。また、20年秋 春には、2本のホームランなど打率.378を記録。ベストナインを受賞している。強いリストから放たれる打球の高さはプロに入ってもひけをとらず、広角に長打が期待できる外野手として上位指名は濃厚か。

ブライト健太(ぶらいと・けんた)

★★★★★
外野手
右投右打
184cm83kg
上武大

短評
21年(関甲新学生野球連盟の)春リーグにて50打数19安打(打率.380)と覚醒。さらに二塁打、三塁打、本塁打ともに3本放つなど長打率 .740と圧倒的な成績を記録。MVP、最多本塁打、最多安打など5冠を受賞した。第70回全日本大学野球選手権記念大会ではドラフト上位候補の隅田知一郎から神宮のレフト上段に叩き込む特大アーチを放っているだけに評価も高い。高い身体能力の持ち主で上位指名は確実だろう。

■山田龍聖はドラフト1位指名筆頭か

山田龍聖(やまだ・りゅうせい)

★★★★★
投手
左投左打
183cm82kg
JR東日本

短評
最速153キロのストレート、スライダー、フォークを投じる本格派左腕。高岡商業から3年目の今季(9月23日時点)、29回1/3を投げ、防御率2.15と好成績を記録。さらに奪三振率も10.74と高い数字を誇る。1位指名は間違いなしか。

廣畑敦也(ひろはた・あつや)

★★★★☆
投手
右投右打
177cm75kg  
三菱自動車倉敷オーシャンズ

短評
最速154キロのストレート、スライダー、カットボール、スプリット、カーブを投じる。20年の都市対抗野球大会の2試合と21年の社会人野球日本選手権の1試合の合計3試合で20回を投げ、4失点で防御率1.80と好成績を残している。特に20年の都市対抗野球大会の初戦が前回優勝チームであるJFE東日本に対して9回を1失点に抑え、勝利している。この投球が評価され、都市対抗野球大会の新人賞にあたる若獅子賞にも輝いているだけに早いうちに指名されるかもしれない。

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文・SPREAD編集部


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