【ピックアップ2歳馬】ホープフルS最有力候補は「紫菊賞」の覇者リブースト 持ったままの圧勝劇に最高評価「星5」

夏競馬でソダシやヨカヨカ、レイハリアが活躍し、スプリント路線から中距離路線までの「勢力図」を塗り替えつつある現3歳世代。そんな「黄金世代」に負けず劣らずの将来性を秘めた2歳馬たちが続々とデビューし、早くも来春のクラシック候補と呼べる素質馬も勝ち上がってきた。2歳重賞も本格化してきた今、各馬の実力を分析することは馬券攻略のヒントにもなる。

今回は先週の2歳戦(芝、ダート)の結果を踏まえ、東西の注目すべき全5頭をピックアップして分析する。

◆【2歳番付/西の牡馬編】衝撃の末脚で「ディープインパクト再来」か 大器キラーアビリティに最高評価

■「全集中」で他馬を撃破したモズタンジロウもランクイン

リブースト

★★★★★
牡 (栗)佐々木晶三
父:ハービンジャー 母:ディオジェーヌ
短評:10月16日紫菊賞(芝1800m)に出走。【2歳番付/西の牡馬編】でも先に紹介していた一頭だったがここでも力が違った。レース当日の馬体重が500キロとデビュー時(516キロ)から大幅に馬体を減らしていたものの、パドックでは芯が入っているような歩き方をしていた。レースでは7頭立ての6番手から競馬を進めたが、直線では「持ったまま」で他馬をあっさり差し切った。低調なメンバーレベルだった印象もあるが、「紫菊賞」は比較的早期で重賞を制する馬が名を連ねているだけに、現段階でホープフルSの最有力候補といえよう。

アサヒ

★★★★★
牡 (美)金成貴史
父:カレンブラックヒル 母:ライクザウインド
短評:10月17日東京2歳未勝利(芝1800m)に出走。好スタートから道中は6~7番手に構え、鞍上の指示通り素直に折り合っていた。残り4F付近で前が開き、一気にギアチェンジして上がり最速となる33秒9の末脚で突き抜け快勝した。初戦で戦った相手は札幌2歳Sの勝ち馬ジオグリフ、2戦目は今週のアイビーSに出走予定の大器・アスクビクターモアといった素質馬との対戦だっただけに3戦目は順当な勝ち上がりだった。近親にディープインパクトがいる血統で、距離は延びても全く問題ないだろう。現時点で2歳戦ナンバーワンの呼び声高いジオグリフに初戦で差を付けられた「1馬身」をどれだけ詰められるのか次戦も注目したい。

ライラック

★★★★☆
牝  (美)相沢郁
父:オルフェーヴル 母:ヴィーヴァブーケ
短評:10月16日メイクデビュー東京(芝1800m)に出走。好スタートから道中は3番手に構えて脚を溜める形で競馬を進めた。コーナー手前で首を上げる素振りが見られたものの、鞍上が上手く折り合いをつけ、33秒9の持続性のある末脚で直線抜け出し勝利した。2着に入った素質馬・エピファニーの末脚が勝っていた印象もあるが、それを封じ込めるスタミナとスピード、競馬センスを兼ね備えているライラックに軍配が上がった。距離が延びる百日草特別あたりで見てみたい一頭だ。

デリカダ

★★★★☆
牝 (栗)吉田直弘
父:パイロ 母:ブロンクスシルバー
短評:10月17日メイクデビュー阪神(ダ1800m)に出走。五分のスタートから逃げ馬を見る形で3番手に控える形で競馬を進めた。3コーナー過ぎで鞍上が促すと徐々にペースを上げ、直線に入り逃げ馬と併せる形になると首をグイっと下げる力強い走法に変わり、2着馬に3馬身差をつける勝利となった。近親にラピッドオレンジ(TCK女王盃1着)がいる血統で、大井や川崎などの地方重賞でも活躍できるだろう。今後も注目だ。

モズタンジロウ

★★★☆☆
牡 (栗)牧田和弥
父:エイシンヒカリ 母:モズハツコイ
短評:10月17日阪神2歳未勝利(芝1800m)に出走。もっさりとしたスタートから道中は後方8番手に構え、脚を溜めていた。4コーナー過ぎで鞍上が促し、外々を回る形で直線を迎えると一頭だけ馬場の中央を通りながら脚を伸ばし、上がり最速となる35秒8の末脚で先に抜け出していたスコールユニバンスを差し切った。初戦は折り合ってはいたものの、直線でフラフラするような面が見られていたため隙を突かれたが、今回はまさに「全集中」の競馬での勝利だった。本質的に右回りが向いている印象で次戦も右回りなら注目したい。

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文・SPREAD編集部


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