【ゴルフ】稲見萌寧の通算10勝目を支えたパット 「練習量を増やしたら今年は調子がいい」 次戦にも賞金女王決定

稲見萌寧(C)Getty Images

女子プロゴルフツアー「伊藤園レディス」の最終日が14日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)で行われ、賞金ランク1位の稲見萌寧が今季9勝目(通算10勝)を挙げた。

2位と1打差の首位から出て、7バーディー、ボギーなしの65。通算17アンダー、199で2位に9打差をつける圧勝劇となった。22歳108日での通算10勝目は、宮里藍の20歳105日に次ぐ歴代2位の年少記録となった。また、賞金女王争いはランク3位の小祝さくらが予選落ちしたことで、稲見と同2位・古江彩佳との一騎打ちに絞られた。JLPGA公式サイトなどが熱戦の模様を伝えている。

◆若手台頭で盛り上がる日本女子ゴルフ界 世界で活躍する韓国勢に追いつけるか

■痛み止めを飲みながらのラウンド

2位の上田桃子に1打差の首位でスタートした稲見は、5番パー5でこの日最初のバーディー。さらに8番パー4で2つ目のバーディーを奪うと、このホールをボギーとした2位上田に4打差をつけた。後半に入ると勢いは加速し、12番から3連続バーディーをマーク。後続を大きく引き離し、独走状態を保ったまま9打差でフィニッシュした。

腰痛の影響で3週前には棄権し、2週前は欠場。今大会も痛み止めを飲みながらのラウンドとなり、第2日を終えた際には「腰に違和感があって、スイングが思うようにはいかない。結果は良かったものの、調子がいいとはいえない」と話していた。

それでも勝利した要因は、好調なパット。練習の虫として知られる稲見だが、パット練習は苦手と公言してきた。しかし、昨年の「日本女子プロ選手権」や「全英女子オープン」ではグリーン上で苦しみ予選落ち。以降、パットの練習にも、より力を入れたという。その成果は確実に出ており、この日も最少の27パットで、13番では13メートル、18番でも9メートルのロングパットを沈めた。

「(パットの)練習量を増やしたら今年は調子がいいです。どこが良くなったというより、いいものを日々の練習で蓄積できたからでしょう」と、2日連続ノーボギーを支えたパットを振り返った。

■残り2戦、目標のシーズン10勝へあと1

今季の獲得賞金はおよそ2億5257万円となり、ランク2位・古江との差は約1697万円に拡大。次戦にも賞金女王が決まる可能性が出てきたが、本人は「目標はシーズン10勝です。目標が多すぎてもあいまいになる。ひとつで十分。(タイトルは)その結果です」と話し、残り2戦を自然体で臨む姿勢を強調した。

2020年との統合シーズンとなった今季、最後に笑うのは、果たして……。

◆最近4戦3勝の古江彩佳、逆転賞金女王へ猛追 トップ稲見萌寧との差はわずか397万円

◆渋野日向子の新スイング、「マン振り」にもぶれず進化を証明

◆尾関彩美悠、トップ合格 日本女子アマ覇者が有言実行「良かった」渋野2世誕生の予感

文・SPREAD編集部


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします