【ピックアップ2歳馬】歴代最高レベルのオキザリス賞からダート界の名馬誕生か 勝ち馬ドライスタウトに最高評価「星5」 

夏競馬でソダシやヨカヨカ、レイハリアが活躍し、スプリント路線から中距離路線までの「勢力図」を塗り替えつつある現3歳世代。そんな「黄金世代」に負けず劣らずの将来性を秘めた2歳馬たちが続々とデビューし、早くも来春のクラシック候補と呼べる素質馬も勝ち上がってきた。2歳重賞も本格化してきた今、各馬の実力を分析することは馬券攻略のヒントにもなる。

今回は先週の2歳戦(芝、ダート)の結果を踏まえ、東西の注目すべき全4頭をピックアップして分析する。

◆【ピックアップ2歳馬】ホープフルS最有力候補は「紫菊賞」の覇者リブースト 持ったままの圧勝劇に最高評価「星5」

■底知れないアロゲートの最高傑作誕生

ジャスティンパレス

★★★★★
牡 (栗)杉山晴紀
父:ディープインパクト 母:パレスルーマー
短評:11月14日黄菊賞(芝2000m)に出走。5頭立ての新馬戦に続き、6頭立てという少数頭の競馬となったが、2番手で素直に折り合い、鞍上に逆らう素振りもみせなかった。直線に入ると長くいい脚を使い続け、逃げた2着馬のメイショウゲキリンを約1馬身差交わして勝利した。半兄はベルモントSなど米GI2勝を挙げたパレスマリスという血統背景があり、いかにも「中長距離向け」といった感じ。同記事内でも「注目の2歳馬」として取り上げていたが、賞金加算できたことで選択肢が広がりそう。暮れのGIに出走してきたら要注目だ。

セリフォス

★★★★★
牡 (栗)中内田充正
父:ダイワメジャー 母:シーフロント
短評:11月13日デイリー杯2歳S(芝1600m)に出走。「2歳番付/西の牡馬編」でも取り上げていた一頭だったが、ふらつき気味で走った初戦や力みが見られた2戦目の新潟2歳Sとは異なり、「優等生」な競馬をみせた。道中は後方から競馬を進めたが、馬自身も焦ることもかかることもなくそのまま直線を迎えると大外から一気に加速し、先に抜け出していたソネットフレーズ、スタニングローズらを交わし2つ目の重賞のタイトルを手に入れた。内伸び馬場のトラックバイアスを加味しても内容は非常に優秀で、世代のマイルGIタイトルも手に届く位置まで昇りつめたといっても良いだろう。ダイワメジャー産駒のアドマイヤマーズを彷彿とさせるような馬体、走法をしており今後もマイル路線で長く活躍してきそうな一頭。

ドライスタウト

★★★★★
牡 (栗)牧浦充徳
父:シニスターミニスター 母:マストバイアイテム
短評:11月13日オキザリス賞(ダ1400m)に出走。初戦は不良馬場の中で行われた中京1200mで先行抜け出しの正攻法の競馬で快勝したが、2戦目も道中は3番手に構え、直線で逃げるインコントラーレを一気に交わしさり1着で駆け抜けた。勝ちタイムの1分23秒4はオキザリス賞創設時(2014年~)のなかでも最速で、馬場差を加味しても相当優秀。そのうえ上がりタイムは35秒9と文句のつけようがない完璧な競馬だった。兄弟馬には府中ダート短距離で活躍する馬が揃っている血統だが、抜群の競馬センスの持ち主のため距離は多少伸びても問題なく、来年のユニコーンSあたりで注目したい一頭だ。

ジュタロウ

★★★★☆
牡 (栗)河内洋
父:アロゲート 母:Bodacious Babe
短評:11月13日メイクデビュー阪神(ダ1800m)に出走。好スタートから2番手で先行し、3コーナー過ぎで先頭に立つとスピードの違いで後続馬に圧倒的な差をつけて2着馬に2秒4差をつけて勝利した。父アロゲートは言わずと知れた最強ダート馬だったことを踏まえても2歳戦で1分53秒6のタイムは破格な数字で、後にチャンピオンズCを制するクリソベリル(1分55秒3)やルヴァンスレーヴ(1分54秒8)、ゴールドドリーム(1分54秒0)の2歳時(ダ1800m)らと比べても遜色なく、既にトップレベルと評価できる。2歳ダートの番組が少ない為、次走選択に注目が集まるが、ゆくゆくは「海外挑戦」も視野に入れてほしいところだ。

【今週の2歳注目馬】
・赤松賞:ナミュール
・秋明菊賞:モンゴリアンキング

◆【2歳番付/東の牝馬編】今年も「白毛馬旋風」を巻き起こす ハイアムズビーチが堂々ランクイン

◆【ピックアップ2歳新馬】良血ジャスティンパレスを上回る「星5」が登場 話題のオニャンコポンの評価は

◆【2歳番付/東の牡馬編】キタサンブラック産駒に大物現る 鞍上絶賛のイクイノックスに最高評価「星5」

文・SPREAD編集部


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします