【MLB】エンゼルス、守護神イグレシアスと再契約で合意 残る課題は先発補強か

エンゼルスとの再契約が報じられたライセル・イグレシアス(C)ロイター

大谷翔平投手の所属するロサンゼルス・エンゼルスは11月30日(日本時間12月1日)、今季34セーブをマークしたクローザーのライセル・イグレシアス投手と4年総額5800万ドル(約63億8000万円)で再契約に合意した。複数の米メディアが伝えている。また、エンゼルスと2年総額1700万ドル(約19億3000万円)で契約した救援左腕のアーロン・ループがオンライン会見を行い、抱負などを語った。

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■FA市場で最高のリリーバー2人を獲得

エンゼルス・ファンに朗報がもたらされた。クローザーのイグレシアスは今季65試合に登板し、7勝5敗34セーブ、防御率2.57をマーク。しかし、チームから提示された1年総額1840万ドル(約20億2000万円)のクオリファイングオファー(QO)を拒否し、FA移籍の可能性が高まっていた。

絶対的守護神の急転残留に対し、MLB公式サイトのレット・ボリンジャー記者は「エンゼルスは火曜日の夜、今オフ最大の動きを見せ、クローザーのライセル・イグレシアスと4年5800万ドルで合意し、大きなニーズを満たした」と報じた。

31歳のイグレシアスは2021年、球界屈指のクローザーとして活躍。そのパフォーマンスが認められ、「オールMLB」のセカンドチームにも選出されていた。

FA市場におけるトップクローザーを引き留めたことは、エンゼルスにとって“最高の補強”となったはず。米地元紙「オレンジカウンティー・レジスター」も「イグレシアスを復帰させ、ニューヨーク・メッツから救援左腕のアーロン・ループを加えたことで、エンゼルスはFA市場で最高のリリーフ2人を手に入れた」と報じ、来季のブルペン改善に期待を寄せた。

また、その新加入のループがオンライン会見に応じ、「トラウト、オオタニ、レンドンらと一緒にプレーできることを楽しみにしている」と話し、笑顔を見せた。ループは2021年、メッツで65試合に登板し6勝0敗、防御率0.95と抜群の成績。エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは、イグレシアスとの再契約が成功しなかった場合、ループのクローザー起用も示唆していたが、今回イグレシアスがチームに残ったことで、ループはやはりセットアッパーを担うことになりそうだ。

■先発陣には不安残る 追加補強あるか

着々と補強を進めているように見えるエンゼルスだが、ノア・シンダーガードとマイケル・ローレンゼンの両投手を獲得した先発陣には不安が残る。シンダーガードは2020年3月にトミー・ジョン手術を受けて以来、まだフルシーズン戦っていない。ローレンゼンに至っては、2021年はそもそも中継ぎのみで、27試合に登板し防御率5.59。先発登板がないだけでなく、内容的にも安定さを欠いた。

「オレンジカウンティー・レジスター」は、ロックアウト前に先発投手を増やすための時間がなくなってきていると指摘。まだ合意報道の出ていないマーカス・ストローマン、クレイトン・カーショーらの名前を出し、追加補強を促した。

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文・SPREAD編集部



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