柳田悠岐のサヨナラ弾を見た前田智徳が、2年前の悪夢を思い出す

元プロ野球選手の前田智徳さんが11月1日、日本シリーズの解説を務めたテレビ朝日野球公式ツイッターで「よかった、心の声が出なくて。一昨年は札幌で思わず…」とつぶやいた。

それ以上「一昨年の件」には触れなかった前田さんだが、野球ファンは2年前の日本シリーズのことを言っているとすぐに気づいたようだ。

柳田悠岐のサヨナラホームランで悪夢がよみがえった広島

福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの日本シリーズ第5戦で解説を務めた前田さん。ヤフオクドームの放送席から戦況を見つめながら、心情的には現役時代を過ごした広島に期待する気持ちがあっただろうか。

しかし、両チーム一歩も譲らない試合は第1戦に続くシリーズ2度目の延長戦に突入すると、10回裏にソフトバンクが柳田悠岐選手のサヨナラホームランで勝利。

バットを折られながらも放った主砲の一発が4時間25分の熱戦に終止符を打った。

本拠地での劇的勝利に沸くソフトバンクファン。一方の広島ファンは、高々と舞い上がった打球の行方を追いかけながら、2016年の日本シリーズ第5戦を思い出していた。

西川遥輝のサヨナラ満塁弾に「ホームランはないやろぉ」

この年の広島は25年ぶりにセ・リーグを制し、クライマックスシリーズ(CS)も勝ち上がって日本シリーズ進出を果たした。

日本シリーズではパ・リーグ王者の日本ハムファイターズと日本一を懸けて激突。

本拠地での第1戦は大谷翔平選手を打ち崩して広島が勝利した。その余勢を駆って続く第2戦もホームで連勝している。

意気揚々と札幌ドームに乗り込んだ広島だったが、日本ハムは第3戦で大谷選手が初戦の借りを返すサヨナラタイムリー。この一打でシリーズ全体の流れも変わる。

翌日の第4戦も日本ハムが勝利して成績を2勝2敗の五分に戻すと、続く第5戦ではシリーズ最大のドラマが待っていた。

1対1の同点で迎えた9回に日本ハムが満塁のチャンスを作る。バッターボックスには、前の打席まで20打数2安打と当たりが止まっていた西川遥輝選手、マウンドは広島の守護神・中崎翔太投手。

1ボールからの2球目を捉えた当たりは、ホームの観客が待つライトスタンドへ一直線。

サヨナラ満塁ホームランに沸き立つ札幌ドームを眺めながら、この試合も解説を務めていた前田さんは思わず「ホームランはないやろぉ」とぼやいてしまった。

広島OBとして口をついて出た心の声だが、解説者として公平を心掛けるべきと感じたのか、1分後には「すみません」と謝罪した。

悪夢再現の広島、結末は変えられるか

2年後に再び敵地で劇的なサヨナラ負けを喫した広島。今回の敗戦は様々な面で2016年の再現と試合直後から言われている。

  • 場所が敵地での日本シリーズ第5戦
  • どちらの試合も投げていたのは中崎投手
  • カウント1-0からの2球目をライトに持っていかれる
  • サヨナラホームランで敵地3連敗が決まる

2016年の日本シリーズでは勢いづいた日本ハムを止められず、マツダスタジアムに戻った第6戦も落として目の前で胴上げを見せられた。

今回も後がなくなった広島だが、本拠地で連勝して第8戦に持ち込めるか。

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