【Dリーグ】カドカワ・ドリームズ史上最高得点も敗退! 21-22レギュラーシーズン、ラスト・ショーの煌めき

 

【Dリーグ】カドカワ・ドリームズ史上最高得点も敗退! 21-22レギュラーシーズン、ラスト・ショーの煌めき
KADOKAWA DREAMS(C)D.LEAGUE 21-22

■3ナンバーを披露する「尋常ではない」チャンピオンシップの戦いへ

KOSE 8ROCKS(C)D.LEAGUE 21-22

総合優勝をかけたチャンピオンシップは前シーズン同様、トーナメント制で行われるため、優勝するためには3つの戦いを勝ち上がらなくてはならない。各チーム、それぞれ既に戦いのためのナンバーを用意しているとの話もあったが、それを同日内で踊り分けながら戦わなくてはいけないというルールは何度想像しても「尋常でない」と感じてしまう。たとえばエイトロックスの1ナンバーを2週間練習し続けたのち本番で踊るだけでも、消費エネルギーは相当なはずで、普通の人だったらしばらくは起き上がれないレベルだろう。それを3ナンバー仕込んで連続で闘うのだ。身体も魂も頭も酷使され、まさに”燃え尽きる”という言葉がもっともしっくりくる表現だと感じてしまう。

しかし、だからこそ、そこに出現する魂の燃焼の目撃者となることに至上の価値が生じ、それがDリーグにしかない醍醐味となってゆくのかもしれない。

ラウンド12の最後、ダンサージャッジの黒須洋嗣さんが「今回はとくに見ていて泣いた。勝ち負け以上の素晴らしさがあった。みんな美しいし、格好いい。ありがとう! Thank You!」と言葉を詰まらせていたが、審査員のみならず、Dリーガー自身のコメントからも「ありがとうしかない」「感謝」「最高に幸せ」など、歓びを表す言葉が次々に飛び出し、全員から万感胸に迫る様が見て取れた。

Dリーグの戦いは生身の勝負ゆえ、そこに光と影が色濃く生じることは避けられない。カドカワ・ドリームズのRyoはチャンピオンシップ進出を逃し、ステージ上で悔しさのあまり大泣きしていたが試合後、ラウンド優勝の囲み取材では落ち着きを取り戻し、感謝と共に、Dリーグを今後も全力で盛り上げていくことを誓い、笑顔を見せてくれた。そこには紛れもない気高きスポーツマンシップが輝いており、この敗退を乗り越えた来シーズンでのドリームズの躍進がすでに見えるかのようでもあった。

全Dリーガーの煌めきはここまでの舞台で磨きに磨かれ、眩いまでになってきている。ダンサーという表現者として、明らかに成長を遂げている彼らによって、来たるチャンピオンシップは過去最高の盛り上りを見せるに違いない。僅か20日間という限られた時間のなかで、勝ち残った6チームが生み出し磨く3つの珠玉のナンバーに思いを馳せ、美しき頂上決戦の時をダンスの神と共に待ち受けたい。

KADOKAWA DREAMS(C)D.LEAGUE 21-22

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◆THE GREAT HEART of“8ROCKS” ブレイキン世界一のISSEI率いる熱き魂

◆鮮烈参入を果たしたdip BATTLESの煌めき SHUHOとRAIKIが見据える「国民的スター」への道筋とは

◆日本中の「ダンサー」に幸せをもたらすDリーグ 魂までが踊りだす喜びがここにある

著者プロフィール

Naomi Ogawa Ross●クリエイティブ・ディレクター、ライター

『CREA Traveller』『週刊文春』のファッション&ライフスタイル・ディレクター、『文學界』の文藝編集者など、長年多岐に亘る雑誌メディア業に従事。宮古島ハイビスカス産業や再生可能エネルギー業界のクリエイティブ・ディレクターとしても活躍中。齢3歳で、松竹で歌舞伎プロデューサーをしていた亡父の導きのもと尾上流家元に日舞を習い始めた時からサルサに嵌る現在まで、心の本業はダンサー


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