■次戦は12年ぶりのラリー・ジャパン
今季初優勝のオジエは「とても素晴らしい気分です。最も重要なのは、チームの全員でマニュファクチャラーズタイトルを勝ちとったことです。彼らはシーズンを通して、タイトル獲得に価する素晴らしい仕事をしてきました。また、個人的にも、今年出場したイベントでは不運が続いていたので、優勝することができてとても嬉しいです。とても楽しい週末になり、クルマはドライビングが非常に楽しく感じられ、タイムもついてきました。しばらくこのクルマでターマックを走っていなかったですし、テストも一日だけだったので、ラリーが始まってすぐに速く走ることができたのは嬉しい驚きでした。金曜日は出走順があまり良くなかったので、なおさらです。また、ベンジャミンが初優勝したことも本当に嬉しいです。ここまでカッレが6勝、私が1勝しているので、日本ではラッキーナンバーである8勝目を目指したいと思います」とコメント。
また、今季王者のロバンペラは「チームを祝福し、感謝したいと思います。素晴らしい才能を備えたチームのスタッフたちがいたからこそ、新しいクルマを最強で最速、そして最も信頼性の高いものにすることができたのです。我々選手はただコクピットに座っているだけで良かったのですから、みんなに感謝します。ただし、我々も今シーズンは自分たちの役割をしっかりと果たし、チームに多くのポイントをもたらすことができたので満足しています。自分たちも含むチーム全員が、成し遂げたことを本当に誇りに思うべきでしょう。今大会は、もし首位争いについていけるだけのペースがなかった場合、それを賢明に見極めて少しでもいい結果を残すことが目標でしたので、いい週末になりました。セブは週末を通して非常に速く、自分が最高の力を発揮したとしても、彼についていくことはできなかったでしょう。セブは優勝に値する戦いをしましたし、今回も我々の2台が表彰台を獲得することができたので、嬉しく思います」と喜びを表現した。

12年ぶりにこの光景が日本に帰って来る (C) TGR
WRCの次戦はいよいよ12年ぶりに開催される「ラリージャパン」。11月10日から13日にかけ、最終戦として行われる。かつて日本では2004年から2010年にかけて北海道で、グラベル(未舗装路)ラリーとして6回開催されたが、消滅。今回はあらためてエリアを愛知県および岐阜県に移し、路面はターマックと、完全に新しいイベントとして開かれる。サービスパークは愛知県豊田市のトヨタスタジアムに置かれ、4日間で19本のステージが予定されている。ステージは全体的に道幅が狭くツイスティなコーナーが多いため、非常に精度の高いドライビングが求められるという。
王者獲得とラリージャパンに向け豊田章男社長は「4台のGR YARIS Rally1 HYBRID、10人のドライバー、それを支えた全てのスタッフ、パートナーの皆さま、そして応援しつづけてくれた全世界のファンの皆さま、みんなで獲った2022年のチャンピオンです。皆さん、本当にありがとうございました! 日本では多くのファンが3週間後のラリージャパンを待っています。チャンピオンに相応しい走りを日本の多くのファンに見てもらいたいと思います。チームのみんなは、そのために、今夜は大喜びをして、また明日から最終戦に向けた準備を、よろしくお願いします!」とコメント寄せ、必勝を期した。
■ラリー・スペインの結果
1 セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) 2h44m43.9s
2 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +16.4s
3 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +34.5s
4 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +44.0s
5 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +1m16.5s
6 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m51.1s
7 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +2m19.1s
8 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (フォード Puma Rally1 HYBRID) +2m38.4s
9 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (フォード Puma Rally1 HYBRID) +2m43.0s
10 ピエール=ルイ・ルーベ/ヴィンセント・ランデ (フォード Puma Rally1 HYBRID) +3m25.1s
(現地時間10月23日14時30分時点のリザルト)
◆第11戦 トヨタのカッレ・ロバンペラが優勝で史上最年少王者戴冠 「チャンピオンは唯一の目標」と歓喜
◆第10戦 ヒョンデが1-2-3フィニッシュ トヨタ勢は勝田貴元6位が最上位 母国ラリー・ジャパンに向け黄信号
文●SPREAD編集部










