【WRC】12年ぶり開催ラリージャパン 王者ロバンペラとトヨタがホームラリーでの優勝を目指す

 

【WRC】12年ぶり開催ラリージャパン 王者ロバンペラとトヨタがホームラリーでの優勝を目指す
王者戴冠をシャンパンで祝うロバンペラ(右)、ハルットゥネン組 (C) TGR

■ターマックでのラリー、その展開は……

ラリーは10日午前に豊田市の鞍ケ池公園でシェイクダウンが行われ、その後夕方からデイ1として競技がスタート。シェイクダウンのステージのほぼ逆走となるSS1「クラガイケ・パーク」が、ナイトステージとして開催される。山岳地帯での本格的なステージは11日のデイ2から始まり、愛知県の豊田市および設楽町で「イセガミズ・トンネル」、「イナブ・ダム」、「シタラ・タウン R」という3本のSSを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。6本のSSの合計距離は130.22kmに達し、全SSの走行距離の半分近い距離を一日で走り切る。

12日のデイ3は、愛知県の豊田市、岡崎市、新城市で「ヌカタ・フォレスト」「レイク・ミカワコ」「シンシロ・シティ」「オカザキ・シティ SSS」という4ステージ、全7SSを走行。そのうちSS10シンシロ・シティのみ、1本だけの走行。また、一日の最後に岡崎市中心部の河川敷で行われるSS13/14オカザキ・シティ SSSは距離が1.40kmと短く、2本連続での走行に。ステージの一部区間はグラベルとなる。

凱旋王者ロバンペラ この走りが日本でいよいよ (C) TGR

ラリー最終日となる13日のデイ4は愛知県と岐阜県が舞台となり、SS15/19「アサヒ・コウゲン」、SS16/18「エナ・シティ」、SS17「ネノウエ・プラトー」という5本、合計69.82kmのステージを走行。そのうち、最終ステージのSS19はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。ステージは全部で19本、その合計距離は283.27km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は965.25kmとなる。

なお、今回のラリー・ジャパンでは2台のコンセプトカー、GR YARIS Rally2 ConceptとGR YARIS H2が、ギャラリーステージとなる「オカザキ・シティ SSS」の直前にデモ走行を行う予定。初公開となるGR YARIS Rally2 Conceptは、レースだけでなくラリーにおいてもカスタマーモータースポーツに本格的に取り組んでいくことを目指し、多くのチームが参戦するWRC2カテゴリーなどで使用されるRally2車両規定で開発しているコンセプトカー。またイープル・ラリー・ベルギーで走行した水素を燃料とする実験的なコンセプトカーであるGR YARIS H2も、日本のファンの前でその走りを披露する。ステアリングを握るのは、それぞれ4度のWRC王者であるユハ・カンクネンとトミ・マキネン。二人のレジェンドがデイ3、SS13「オカザキ・シティ SSS」の競技開始前のステージを走行する。

今シーズンの王者ロバンペラはここに向け「ラリー・ジャパンにようやく出場できることになって、とても嬉しいです。特に、今シーズンはチームと共に良い成績を収め、既にチャンピオンも獲得しているので、チームはよりリラックスしてホームラリーを楽しむことができます。ですので、思いきりプッシュして、最後に良い結果を残したいと思っています。3年前にステージを何本か下見しましたが、かなりトリッキーなラリーになりそうです。道幅が広くてスムーズな路面の道もあれば、非常に狭い森の中のセクションもあり、そこでは路面がかなりダーティになる可能性があります。慣れない道を走りペースノートを新たに書き起こすなど、ラリー前のレッキはとても大変そうです」と意欲を見せている。

また、チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラは「ラリー・ジャパンのWRC復帰は、私たちが長い間待ち望んでいたことですし、TOYOTA GAZOO Racingのホームラリーに参戦できるのは、非常にエキサイティングなことです。このような素晴らしいシーズンを送った後、それほど大きなプレッシャーを感じることなく日本に行くことができるのは嬉しいですし、ラリーを楽しみたいと思います。また、GR YARIS Rally1 HYBRIDの走りをファンの皆さんに見ていただき、最高の結果を出したいとも思っています。ツイスティな山道は道幅が非常に狭いところもあり、秋の落ち葉もあって路面のグリップレベルが頻繁に変わる、ドライバーにとってトリッキーなラリーになりそうなので、しっかりと準備をして臨まなければなりません」とコメントを寄せている。

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日本中のラリー・ファンが待ちに待ったラリー・ジャパン、いよいよ10日開幕だ。

それにしても、かつてWRCで一世を風靡したスバル、三菱の姿が見えないのはさみしい限りだ。

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文●SPREAD編集部

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