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【東京大賞典/3連単15点勝負】前走完敗でも“1着”固定 フォーメーション3列目に「地方の伏兵」

【東京大賞典/3連単15点勝負】前走完敗でも“1着”固定 フォーメーション3列目に「地方の伏兵」

29日、大井競馬場で2022年の最後を締めくくる第68回東京大賞典(GI、ダ2000m)が行われる。

今年は帝王賞を制したメイショウハリオや、ジャパンダートダービー覇者のノットゥルノ、かしわ記念を制したショウナンナデシコなど、中央勢は交流GIを制した3頭を含む6頭が参戦。一方、地方勢もGI2勝のカジノフォンテンなど、多士済々なメンバーが集結し混戦模様を呈している。

昨年まで4連覇を果たし、絶対王者として君臨したオメガパフュームが引退し、新時代に突入した暮れのダート頂上決戦。その結末を予想する。

◆【東京大賞典2022予想/3連単フォーメーション15点勝負の結論・買い目】3列目に「地方の伏兵」で一発狙い

■親和性の高い帝王賞勝ち馬が主役

主役は同コース同距離の帝王賞を制しているメイショウハリオだ。その帝王賞では、チュウワウィザード、オメガパフューム、テーオーケインズといった、そうそうたるメンバーを相手に競り勝ち、ダート界の新チャンピオンに名乗りを上げた。

前走のJBCクラシックは5着に敗れたが、休養明けで順調さを欠いた面もあり、また不得手の左回りコースでのレースという点が敗因で、度外視していいだろう。

過去10年、同年の帝王賞を制した馬の東京大賞典での成績は【2.2.1.2】で勝率28.6%、連対率57.1%、複勝率71.4%と、同じ大井ダ2000mで行われるレースとあって、親和性はかなり高い。

また、同年のJBCクラシックで1~4着馬の東京大賞典での成績は【7.5.4.6】と好結果を出しているのに対し、5着以下だった馬は【0.0.0.18】と一度も複勝圏にすら入っておらず、メイショウハリオにとっては不吉なデータにも思えるが、今回、JBCクラシック1~4着馬の出走はなく、実力的には最上位の存在。過去2年のオメガパフュームのように、JBCクラシック→東京大賞典の直行ローテで戴冠をつかむ可能性は高い。

■鬼門の内枠に入ったノットゥルノは割引

3歳のノットゥルノも、同コース同距離のジャパンダートダービーを制しており、実績面では上位の存在だ。しかし、帝王賞とは違い、ジャパンダートダービーと東京大賞典の親和性はあまり高くない。

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1999年に統一GIとして施行されて以来、ジャパンダートダービー覇者が東京大賞典を制したのは、ゴールドアリュール、カネヒキリ、サクセスブロッケンのわずか3頭。しかも、カネヒキリとサクセスブロッケンは古馬になってから東京大賞典を制しており、3歳馬で同一年のジャパンダートダービーと東京大賞典を勝ったのは、過去23回の歴史上ゴールドアリュール1頭のみと、かなり高いハードルと言えそうだ。

また、2枠2番という枠順も、ノットゥルノにとっては嫌なデータ。過去10年の枠順別成績を見てみると、1・2枠の馬は【0.1.2.26】と勝ち馬を輩出しておらず、一昨年は1枠1番のテーオーケインズが6着、昨年は同じく1枠1番のロードブレスが5着に敗れており、内枠は鬼門だ。そのあたりを考慮すると、ノットゥルノは、やや評価を割り引きたい。

■未知の上がり馬より、堅実派の牝馬を上位に

今年の4月にダートへ転向し、4戦3勝3着1回、その間、すべて上がり最速の時計をマークして、魅惑の1頭となっているのがウシュバテソーロ。今回が初の重賞挑戦、しかもGIとなるが、未知の魅力で注目を集めている。

まだダートで底を見せていないとはいえ、ここでは家賃が高いと言わざるを得ない。過去10年の1~3着馬30頭は、少なくとも一度はGI(交流GI含む)に出走経験があり、オープン勝ちの実績しかないウシュバテソーロにとっては厳しい戦いが予想される。まして、人気を集めるようなら、妙味を考えて、思い切って消してしまっても良さそうだ。

ショウナンナデシコは、今年は交流重賞を8回出走し【4.1.3.0】とすべて馬券に絡む堅実派。そのほとんどが牝馬限定戦だが、かしわ記念では牡馬を相手に逃げ切り勝ちを演じており、ここに入っても十分太刀打ちできる。

ダ2000mで施行されるようになった98年以降、牝馬の優勝は00年ファストフレンド1頭のみで、01年からは3着以内にすら一度も入っておらず、牝馬にとっては厳しいデータだが、チャンスがある馬の参戦が少なかったのも事実。2キロの斤量差を活かし、強力牡馬相手でも善戦できる力は備えている。

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