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【ダカール・ラリー】13日目 絶対王者セバスチャン・ローブが怒涛のステージ4連勝、トヨタの連覇に黄信号か

 

【ダカール・ラリー】13日目 絶対王者セバスチャン・ローブが怒涛のステージ4連勝、トヨタの連覇に黄信号か
大砂漠を疾走、怒涛の追い上げを見せるBRXのローブ (C) A.S.O./G.Soldano/DPPI

世界ラリーレイド選手権(W2RC)開幕戦ダカール・ラリー2023は12日、13日目を迎えステージ11が行われた。全長1000キロ幅500キロと言われるサウジアラビア特有の大砂漠“空白地帯”に突入したものの、世界ラリー選手権(WRC)9連覇の絶対王者セバスチャン・ローブ(BRX)の勢いは止まらず、ステージ4連勝を成し遂げた。

大砂漠ではラリー・マシンも米粒に過ぎない (C) A.S.O./E.Vargiolu/DPPI

◆10日目 ローブ、ペテランセル、サインツと大クラッシュの大波乱が続く2023年 後半の空白地帯で待ち受けるドラマは…

■2位のモラレスに9分37秒と迫るローブ

サウジアラビアの東シャイバーを起点とした空白地帯のマラソンは、UAEとの国境付近からオマーン国境付近まで向かう総走行距離427キロ、スペシャル・ステージ(SS)274キロのマラソン・コース。スピードに絶対的自信を持つローブが、怒涛の走りで2時間56分14秒で走破。総合2位を行くトヨタのルーカス・モラレスに9分37秒と肉薄した。

ローブは「とても良いステージだったよ。一度、タイヤを交換する必要があり、そのために適した場所を見つけなければならなかった。それに大砂漠は思ったよりもスムーズに走れたし、時にトリッキーだったが、おおむね良い日だったね」とこの日も上機嫌だった。

ただし総合1位TOYOTA GAZOO Racingナッサー・アル-アティヤは、落ち着いた走りを見せ、このステージ、6分42秒遅れの5位でフィニッシュ。大きなトラブルさえなければ、トヨタの連覇を狙える位置に付けている。

トラブルなしでステージ11を終えたアル-アティヤのトヨタ・ハイラックス (C) A.S.O./G.Soldano/DPPI

「良かったよ。このアメージングなステージでミスがなかった。それほどプッシュする必要もなく、トラブルもなかったから、夜の作業も楽になる。明日に向けて問題がないかチェックするだけだ。アタックしても無意味だし、今の状況をしっかり把握すべきだ。今日もとにかくフィニッシュするだけだった。明日も大事なのでベストを尽くすだけだ」と自身が置かれた状況を把握し、ステージを終える重要性を再認識していた。

この日、ドライバーたちは大砂漠のど真ん中でビバークし、明日のレースに備える。残りは3ステージ。このまま波乱なくダカールは終わるのか……、この先、待ち受ける大砂漠のみぞ知る。

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時として牙をむく大砂漠 (C) A.S.O./C.Lopez

ステージ11(13日目)結果

1.SEBASTIEN LOEB(BAHRAIN RAID XTREME) 02H 56′ 14”
2.GUERLAIN CHICHERIT(GCK MOTORSPORT)+ 02′ 16”
3.MATTIAS EKSTROM(TEAM AUDI SPORT)+ 02′ 26”
4.LUCAS MORAES(OVERDRIVE RACING)+ 06′ 12”
5.NASSER AL-ATTIYAH(TOYOTA GAZOO RACING)+ 06′ 42”

総合順位

1.NASSER AL-ATTIYAH(TOYOTA GAZOO RACING)39H 16′ 33”
2.LUCAS MORAES(OVERDRIVE RACING)+ 01H 21′ 04”
3.SEBASTIEN LOEB(BAHRAIN RAID XTREME)+ 01H 30′ 41”
4.HENK LATEGAN(TOYOTA GAZOO RACING)+ 01H 49′ 17”
5.GINIEL DE VILLIERS(TOYOTA GAZOO RACING)+ 02H 14′ 18”

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文●SPREAD編集部

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