世界でもっとも過酷なラリーレイドと呼ばれるダカール・ラリー2023は2022年12月31日、サウジアラビアで開幕。2023年1月1日より全14ステージにわたる戦いが始まった。
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■新コースは全長8500km以上
昨季からスタートした世界ラリーレイド選手権(W2RC)の開幕戦となるダカール・ラリーは、サウジを舞台とするが4度目。前回から大きくルートが変更となり、紅海沿岸のシーキャンプからペルシャ湾沿いのダンマームへとサウジを東西横断するコースとなった。全14ステージとなる競技区間スペシャル・ステージ(SS)の総延長は4600km以上、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は8500km以上に設定されている。同ラリーがサウジ開催されるようになって以来、もっとも厳しいコース設定と見込まれている。
ダカール・ラリー2023新ルート (C) Dakar Rally
今回のダカール・ラリーは、パリダカール・ラリーから通算で45回目となり、インディ500、モナコGP、ルマン24時間など自動車3大レースに比すイベントとなり、ラリーとしても1911年にスタートしたモンテカルロ・ラリーと並ぶ格式を誇る。
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2022年のダカール覇者、初代W2RC王者でもあるTOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤは4番手。アル-アティヤ自身は5度目の制覇を狙う。果たしてトヨタ勢は、2007年まで三菱が7連覇を果たして以来の日本メーカー連覇なるか、注目したい。
TOYOTA GAZOO Racing GRダカールハイラックスT1+ 2023 (C) TGR
■トヨタ連覇達成!
総合順位最終結果
1.NASSER AL-ATTIYAH(TOYOTA GAZOO RACING)45H 03′ 15”
2.SEBASTIEN LOEB(BAHRAIN RAID XTREME)+ 01H 20′ 49”
3.LUCAS MORAES(OVERDRIVE RACING)+ 01H 38′ 31”
4.GINIEL DE VILLIERS(TOYOTA GAZOO RACING)+ 02H 31′ 12”
5.HENK LATEGAN(TOYOTA GAZOO RACING)+ 02H 36′ 23”
■ダカール・ラリー2023後半戦総集編
■ダカール・ラリー2023前半戦総集編
■ダカール・ラリー2023プレビュー
■ダカール・ラリー2022レビュー
■ダカール・ラリー2021レビュー
■パリダカ回想録
■パリダカ連覇のレジェンド増岡浩インタビュー
■日本人初パリダカ制覇のレジェンド篠塚建次郎インタビュー
■パリダカの三菱ラリーアート正史
文●SPREAD編集部