【ラ・リーガ】久保建英、古巣レアル・マドリードとの上位対決は試金石 求められる新たな“ラ・レアルの王”としての輝き

 

【ラ・リーガ】久保建英、古巣レアル・マドリードとの上位対決は試金石 求められる新たな“ラ・レアルの王”としての輝き
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英(C)ロイター

■レアル戦はここまでノーゴール

久保は2019-20シーズンからレンタルでプレーしてきたマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ時代にリーグ戦でレアル6度の対戦があったがノーゴール。個の力で輝きを見せる場面も見られたが、チームの総合力で劣るチームの中で久保の存在感が薄まり、チームとして守勢に回る時間が増えることによって、持ち味が発揮できなかった試合も少なくなかった。

そんな久保にとってレアル・ソシエダの一員として初対戦となるレアル・マドリードとの大一番は、自らの活きる環境を手に入れて挑めるというメリットがある。その反面、言い訳が許されない環境という見方もできる。ラ・リーガでのプレーも4年目を迎え、今年の6月には22歳を迎える久保が自分の殻を破り切り、次のステージへ進んでいくためにも、このビッグマッチでの活躍はキャリアを積み上げていく上での試金石となる。

レアル・ソシエダの中心選手としてレアル・マドリードと顔を合わせることになった久保。攻守において成長の跡を見せ、充実の時を過ごすレフティーが古巣との上位対決という大一番でどのようなインパクトを放つのか。新たな“ラ・レアルの王”として攻撃のタクトを振るうことができるのか注目が集まる。

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文●井本佳孝(SPREAD編集部)

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