ドイツ・ブンデスリーガ2部で首位に立つフォルトゥナ・デュッセルドルフ。
このチームでは、宇佐美貴史選手、原口元気選手、金城ジャスティン俊樹、3人の日本人選手がプレーしている。
クラブが制作した動画では、日本人トリオの人気の高さが窺(うかが)える。
日本人トリオでのバーベキューが楽しそう
22日に行われたドイツ・ブンデスリーガ2部の試合で、原口選手は1アシスト、宇佐美選手も2アシストを記録して3-0の勝利に貢献。試合後には勝利を祝ってバーベキューを行った。
これまでも宇佐美選手と原口選手は、同じくデュッセルドルフに所属する金城ジャスティン俊樹選手も加えた3人で頻繁にバーベキューを行っており、和やかな雰囲気の中でリラックスした表情を見せている。
デュッセルドルフは日本人も生活しやすい街
デュッセルドルフにはドイツ唯一の日本人街があり、日本人にも非常に過ごしやすい土地柄で知られる。
「ここに来てすごく生活に関しても充実してますし、たまにドイツにいることを忘れてしまいそうになるくらい日本人が多い」
そう語る宇佐美選手は生活面での苦労がなく、プレーに集中できる環境を喜んでいる。
目前に迫ったFIFAワールドカップ(W杯)に向けて、安定した出場機会を求めて1部のヘルタ・ベルリンから期限付き移籍してきた原口選手。
W杯出場という個人的な目標はもちろん、「まずはこのチームでしっかり貢献しなきゃいけないと思っています」とチームの2部優勝と1部昇格も目指している。
ドイツから東京五輪を目指す金城ジャスティン俊樹
日本で十分な実績があり知名度も高い宇佐美選手、原口選手に比して金城選手のことを知っている人は少ないかもしれない。
沖縄生まれの日米ハーフで現在21歳。実兄の金城クリストファー達樹さんも元プロサッカー選手だ。
金城選手
地元沖縄でサッカーを始めたが、よりハイレベルな練習環境を求めて2009年にJFAアカデミー福島に入団。
2011年に東北大震災が起きたあとは、JFAアカデミーの一時移転に伴い静岡県で過ごした。
1860ミュンヘンを経てデュッセルドルフには2016年から加入。2020年を23歳で迎える東京五輪世代でもある。
「シンプルに嬉しいです」と宇佐美選手、原口選手の加入を喜ぶ金城選手は、「自分にとってプラスになりますし、キャリアのある選手と一緒にプレーできることは非常に嬉しいですね」と経験豊富な両選手から多くを学ぼうとしている。