今週はフェブラリーSへ向けての重要な前哨戦、第40回根岸ステークス(GIII、ダ1400m)が東京競馬場で行われる。
今年は、一昨年の根岸S覇者エンペラーワケア、昨年2着のロードフォンスや、昨年の兵庫CS覇者マテンロウコマンドといった実績馬に対し、オープン・リステッド競走を連勝中のウェイワードアクトやインユアパレス、初ダートの中京記念覇者マピュースが参戦するなど、群雄割拠の様相を呈している。
そんな中、重賞3着2回の実績を誇るビダーヤが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。
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■安定感抜群だが「頭」勝負は……
3歳時は芝を走り、なかなか出世できなかったビダーヤ。しかしダートに矛先を変えると、1勝クラスから4連勝で一気にオープンの欅Sまで制した。初重賞の東海S、続く武蔵野Sでは3着に好走し、重賞でも戦える力を示しており、ダートでは3着以内を外していない堅実派。今回も有力な1頭として支持を集めることだろう。
しかし、近2走はオープン・リステッド競走で単勝1倍台の1番人気ながら、2着、3着と惜敗。安定感こそ買えるものの、突き抜けるイメージは湧かない。過去10年の根岸Sで、前走がオープン・リステッド競走組は【0.6.7.55】。勝ち馬は輩出しておらず、やはり「頭」勝負はしづらい。加えて前走オープン・リステッド競走で3着以下は【0.0.3.33】であり、連にも絡めていない現状がある。
■チーム・フォーエバーヤングに警鐘
また、前走から継続騎乗の場合、クラスを問わず前走1着は【2.2.2.15】、2着は【2.2.0.4】の好結果に対し、3着以下の場合【0.0.0.26】と馬券圏内は皆無。前走3着以下で乗り替わりの場合は【5.1.6.60】と結果を残しているだけに、前走3着以下であれば乗り替わりがベストな選択。鞍上が今をときめく坂井瑠星騎手とはいえ、継続騎乗という点は気になるデータだ。
血統面では、リアルスティール産駒といえばフォーエバーヤングが世界を席巻しているが、規格外の存在。同産駒の国内重賞勝利は、芝の7勝に対しダートは1勝と上級クラスではまだまだ信頼度は高くない。父系を遡ると、ディープインパクト系は【0.0.0.3】、サンデーサイレンス系も【0.2.2.19】と、過去10年で勝ち星はなく、7勝のミスタープロスペクター系に比べると分が悪い。
今年の根岸Sは「フォーエバーヤングBCクラシック優勝記念」という副題も付けられ、チーム・フォーエバーヤングのビダーヤは、額面以上に注目を集めるはず。しかし、冷静に分析すれば、臨戦過程や血統面など、大きな信頼を寄せることはできず、妙味を考慮すると、少なくとも「頭」勝負は避けたい。
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