【アイビスSD/危険な人気馬】重賞ウイナーを“消し” ローテが示す「馬券内率0%」の危険データ

 

【アイビスSD/危険な人気馬】重賞ウイナーを“消し” ローテが示す「馬券内率0%」の危険データ

第23回アイビスサマーダッシュ(GIII、芝1000m)は、今年も“千直”競馬の猛者が集結。一昨年の覇者オールアットワンスや、前哨戦の韋駄天S1~3着馬、メディーヴァル、ファイアダンサー、トキメキが揃い踏み。加えて、古豪ライオンボスや、ファルコンS覇者のプルパレイなど、魅力たっぷりのメンバーで争われ、混戦必至だ。

そんな中、昨年のNHKマイルC7着以来の実戦となるジャングロが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■長期休養明け、一気の距離短縮は×

新潟の直線競馬は圧倒的に外枠が有利。アイビスサマーダッシュにおいても、過去10年で8枠が4勝、7枠が2勝、6枠と5枠が1勝ずつと、優勝馬のほとんどは外めの枠から出ている。しかも、20年連続で6~8枠の馬が連対を果たしており、基本的には枠順が発表されてから、馬の取捨を検討したい。

それでも、枠順に関係なく注意しておきたいのが、人気の一角ジャングロだ。デビューから短距離を中心に使われ、中京2歳S、マーガレットSとオープンを連勝し、ニュージーランドTで重賞初制覇。NHKマイルCでは7着に敗れたが、勝ち馬から0秒6差と大きく離されておらず、3歳世代での実力はトップクラス。今回は持ち前のスピードを直線競馬で活かしたいところだ。

しかし、今回はそのNHKマイルC以来、約1年3カ月ぶりのレースという点がネックとなりそう。アイビスSDでは、順調に使われてきた馬が好走する傾向にあり、過去10年で半年以上の休み明けの馬は【0.0.0.7】と一度も馬券に絡んだことがない。少なくとも年明け1戦は必須で、実戦感覚がモノをいうレースと言えそうだ。

また、直線競馬らしく、過去10年の3着以内延べ30頭は、すべて前走で1000~1200mを走ってきた馬が占めている。一方、1400m以上からの臨戦は【0.0.0.20】と大不振。そのほとんどが2桁着順に終わっており、一気の距離短縮になると、1000mのペースについていけず、結果を残すことができないのだろう。

非凡なスピード力で芝1200m2勝と、短距離でも結果を残しているジャングロ。あとは枠順による運不運もあると思うが、例え外枠を引いても、長期休養明け、一気の距離短縮はマイナス材料で、今回は割り引かざるを得ないだろう。

加えて、鞍上の戸崎騎手は、新潟の直線競馬は、2019年7月以来勝ち星から遠ざかっており、さらに近3年は馬券圏内にすら入っていない点も考慮すると、今回のジャングロは、思い切って「消し」でいきたい。

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血統傾向

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著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

izukawaya