【アイビスSD/追い切り診断】トキメキを上回る高評価「A」 「万全で実戦に戻す」という陣営の強い意志

 

【アイビスSD/追い切り診断】トキメキを上回る高評価「A」 「万全で実戦に戻す」という陣営の強い意志

■ジャングロ

【中間調整】2歳から3歳にかけて中京2歳S→マーガレットS→ニュージーランドTと3連勝。中京2歳SとNZTは逃げ切り勝ち、マーガレットSはハイペースで逃げた馬を楽に追走しての好位差しで、スピード能力の高さは折り紙付きと言える。GI・NHKマイルCはゲートに突進する形で後方からの競馬を強いられたが、最後はよく追い上げ勝ち馬に0秒6差の7着と大崩れせずにまとめたあたり、実戦向きの底力も相当のレベルだと言える。

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その後は秋のセントウルSを目標に調整されていたが、調教中に脚をまともに捻ってしまい戦線離脱。まず放牧先でケアを施され、年が明けた今年1月には栗東へ戻り、それ以降は在厩でプール中心に丹念かつ慎重に調整されている。4月27日に坂路15-15をこなし、これが久々の調教時計。以降、CBC賞を念頭にまさにじっくりと時間を掛けて調整されてきた。6月半ばの時点で慎重を期し、CBC賞のプランをアイビスサマーダッシュに変更。7月に入ってようやくピリッとしてきて1週前追いだった7月21日の坂路追いでは、自己ベストに0秒2まで迫る4F50秒7(一杯)を叩き出した。

【最終追い切り】レース当週は坂路でオープン馬エヒトとの最終スパーリング。稽古駆けする相手へ早々と取り付いていき併走に持ち込むと、ラストこそ若干手応えは見劣ったものの、素軽さを保って伸び併入としている。

【見解】異例と言える8カ月弱の在厩調整で仕上げられてきた。乗り込み量からすればCBC賞でも使えたかもしれないが、敢然とパスしたあたり、あくまで万全な状態でないと実戦に戻さない、という陣営の強い意志を感じるところだ。先週速い時計の併せ馬をこなしたことにより、一気に状態が上がってきたようで、今週は豪快な動きを披露。久々でレース勘がどうか、初めての千直でどうかという面はあるにせよ、仕上がりに関しては万全と言える。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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