松山英樹、調子は上向きだが次戦も苦手な“雑草グリーン” 今季2戦目の昇格大会で曲者攻略なるか

 

松山英樹、調子は上向きだが次戦も苦手な“雑草グリーン” 今季2戦目の昇格大会で曲者攻略なるか
PGAツアーで活躍する松山英樹(C)Getty images

PGAツアー第5戦「AT&Tペブルビーチプロ・アマ」は2月1日(日本時間2日)、カリフォルニア州にあるペブルビーチゴルフリンクス(6972ヤード、パー72)とスパイグラスヒルゴルフコース(7041ヤード、パー72)の2コースで開幕する。

今季から出場選手が限定されるシグニチャーイベントに昇格した本大会には、松山英樹をはじめ現世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(アメリカ)や同2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)、昨季初の年間王者に輝いたビクトル・ホブラン(ノルウェー)などスター選手が勢ぞろいする。

開幕戦から徐々に調子を上げてきている松山。今週の大会では好成績を期待したいが、ペブルビーチGLとスパイグラスヒルGCには曲者がいる。

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■不規則な転がりをするポアナ芝

カリフォルニアのグリーンには「ポアナ」と呼ばれる芝が使用されている。このポアナ、和名は「スズメノカタビラ」と呼ばれる雑草で、日本のゴルフ場では除草されるのが一般的だ。ポアナは1日で急激に芝が伸び、グリーン上で不規則な転がりを生む原因となっている。

松山は過去何度もポアナ芝のグリーンに手を焼いており、直近では先週行われた「ファーマーズインシュランスオープン」の会場となったトーリーパインズGCがグリーンにポアナ芝を採用。同大会のスタッツを見ても、大会4日間の平均パット数(パーオン時)は1.80(47位T)、ストロークゲインド:パッティングは-3.621(76位)と非常に悪い成績だった。

このポアナ芝に加え、ペブルビーチGLとスパイグラスヒルGCでは強い海風が吹く。なかでも岬の突端にあるペブルビーチGLの7番パー3は107ヤードと短いホールだが、場合によってはミドルからロングアイアンを手にしなければならないこともある。

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ツアー屈指のショットメーカーである松山であれば、他の選手よりも早く強烈な海風に対応できるだろうが、パットが入らなければ良いショットを打ったとしてもスコアを縮めることは難しい。

松山にとって不規則な転がりをするポアナ芝は曲者。芝目に負けないパットが打てればスコアは伸ばせそうだが果たして。

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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)