■サウジC覇者はバッサリ切って勝負
日本からの4頭は、いずれも馬券圏内に来ておかしくない実力馬ばかり。そんな中、若武者・原優介のレースぶりに期待して、ウィルソンテソーロを中心に考える。サウジCを制したセニョールバスカドールは、距離に一抹の不安を感じ、バッサリ消す。
日本勢以外では、まず米国のニューゲートをピックアップ。前走のサンタアニタHでGI初制覇を果たしたばかりだが、過去ドバイワールドCを4度も制しているB.バファート厩舎の管理馬で、鞍上のL.デットーリもこのレースを4度勝っており、ドバイワールドCを知り尽くしているコンビで侮れない存在だ。
地元UAEからは、前走のアルマクトゥームチャレンジを快勝したカビールカーン。昨年まではカザフスタンやロシアで走っていた異色の経歴の持ち主で、未知の魅力たっぷり。ここまでが馬券圏内とし、流してみたい。
◎(12)ウィルソンテソーロ
◯(11)ウシュバテソーロ
▲(4)デルマソトガケ
△(5)ドゥラエレーデ
△(9)ニューゲート
△(6)カビールカーン
馬連流し(5点)
軸:12
相手:11、4、5、9、6
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◆著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。