【中山記念／前走ローテ】人気2頭以外に「2.1.0.1」の大チャンス浮上　ソウルラッシュに“掲示板外なし”データ

3月2日に中山競馬場で行われる、第99回中山記念（GII、芝1800m）のデータを紹介する。

昨年のマイルCS優勝馬ソウルラッシュ、毎日王冠以来となるシックスペンス、同コースのディセンバーSを勝って臨むエコロヴァルツらが出走予定。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

◆【中山記念2025予想／枠順傾向】有力一角に“勝率83.3%”、かたや「0.0.1.16」該当で明暗分かれる　外枠伏兵にも要警戒

■アルナシームは大チャンス

99回を数える伝統の中山記念は春のGI戦線へ向けて、また海外へのステップとして一線級の馬たちが春初戦として選択することの多いレースとなっている。前走ローテからもそれは見て取れ、好走歴のあるレースにはマイルから中距離のGIがズラリ。だが、最も好走例が多いのは、GIIIである中山金杯だ。

・中山金杯【3.1.1.6】
・東京新聞杯【1.1.0.7】
・マイルCS【1.0.2.8】
・香港マイル【1.0.1.3】
・有馬記念【1.0.0.5】
・エリザベス女王杯【1.0.0.2】
・宝塚記念【1.0.0.0】
・ダービー【1.0.0.0】
・秋華賞【0.2.0.1】
・京都金杯【0.2.0.3】
・白富士S【0.1.2.7】
・天皇賞秋【0.1.0.2】
・香港ヴァーズ【0.1.0.1】
・根岸S【0.1.0.0】
・菊花賞【0.0.1.2】
・富士S【0.0.1.0】
・チャンピオンズC【0.0.1.0】
・府中牝馬S【0.0.1.0】

3勝と、唯一の複数勝利を挙げている前走中山金杯組。この組からは、前走3着以内【3.1.1.3】、前走4着以下【0.0.0.3】と、前走で馬券内に入っていることが本レースでも好走するためにマストの条件となっている。特に、前走1着馬は【2.1.0.1】と勝率50%、馬券内率75%を誇り、今年の中山金杯を優勝し今回も登録のあるアルナシームには大チャンス。

1勝2着1回の前走東京新聞杯組は、さすがにサンプルが少ないものの、前走で5着以内なら【1.1.0.0】と連対率100%。今年は3着メイショウチタンと5着マテンロウスカイが出走予定。特にこの組からは「中山記念での人気が東京新聞杯での人気を上回る」と【1.1.0.1】という好走傾向があり、メイショウチタンは前走16番人気、マテンロウスカイは前走10番人気と、今回の方が人気が上る可能性は高い。前走着順と人気からは好走の期待大と言える。

■人気馬2頭にも要警戒

今回もっとも注目を集めている2頭。ソウルラッシュとシックスペンスは、それぞれ前走香港マイルと前走毎日王冠。

前走香港マイル組は【1.0.1.3】で勝ち馬の輩出歴あり。2017年に優勝したネオリアリズムで、当日は3番人気での勝利だった。この組は出走例こそ少ないものの、馬券内率は40%と高め。また着外3頭についても4着2回に5着1回で掲示板外なしと、負けても大きくは崩れなく、ソウルラッシュはここでも好走に期待できる。また、当馬は、すべてマイルでのものになるが中山競馬場3戦3勝と好相性。

シックスペンスの前走毎日王冠組は好走例なしではあるが、【0.0.0.1】で過去10年では2017年に9番人気で9着だったマイネルミラノの1例のみと参考になるものではない。

しかし、4歳馬の2番人気以内は【3.0.2.6】で馬券内率45.5%。4歳馬の前走1着馬は【1.1.2.3】で馬券内率57.1%と、シックスペンスの条件的には好走例が多くあり、ここでも警戒は必須と言える。

中山記念2025予想 最新予想コラム一覧

特集・過去10年データ

◆【一覧】芸能人・予想家の「中山記念／チューリップ賞」本命・注目馬予想まとめ　先週GI攻略に成功、気になる本命◎は？

◆【中山記念2025予想】出走予定／過去10年のレース結果・配当・血統まとめ　傾向分析に使えるデータ集

追い切り評価

◆【追い切り診断】“揺るがぬ主力”と断言の最高評価「S」　数字以上の鋭さを示し「デキは今までで一番良い」

◆【追い切り診断】“打倒シックスペンス”一角に「A」の高評価　「キビキビした動き」で前走より好内容の調整過程

データ・枠順傾向・過去傾向

◆【枠順】有力一角に“勝率83.3%”、かたや「0.0.1.16」該当で明暗分かれる　外枠伏兵にも要警戒

◆【データ攻略】アルナシームとマテンロウスカイの「買い or 消し」　距離巧者2頭で“妙味しかない”人気盲点は

穴馬予想

◆【危険な人気馬】実績トップクラスも凡走続く条件と「0.0.0.26」の可能性浮上で“消し”　「開幕週に懸念大」