ドジャースの大谷翔平投手が5日（日本時間6日）、敵地でのパイレーツ戦に「2番DH」で先発出場。昨年ドラフト全体1位のポール・スキーンズ投手から第2打席に5試合ぶりとなる15号本塁打を放った。最強ルーキーとMVPの対決に全米が盛り上がった。試合は10－6でパイレーツが勝利。ドジャースは連敗、3カードぶりの負け越しを喫した。
◆【速報／動画アリ】大谷翔平、怪物新人から“確信歩き”の5試合ぶり15号 圧巻の一打に場内騒然、「驚きのパワーだ！」と実況も大興奮
■100マイル超えの直球で3球三振
大谷と最強新人の初対決。第1打席はすべて100マイル（約160.9キロ）超えの直球で3球三振。まずはスキーンズに軍配があがったが、大谷も黙っていない。3回2死一塁の第2打席で100.1マイル（約161.1キロ）の直球を捉え、バックスクリーンに運んだ。
15号2ランでリベンジを果たした大谷は第3打席でも右前打を放ち、MVPの貫禄を見せた。
ドジャース専門メディア『ドジャース・ネーション』は一連の勝負に注目。まずは「オオタニ、今こそ君の番だ！ スキーンズは未来かもしれないが、君は現在だ！どうか世界にそのことを思い出させてくれ」と投稿。すると大谷が本塁打を放ち、同メディアの願いは成就。そして、すぐさま「スキーンズは未来だ！ でもオオタニはまさに現在だ！それを決して忘れないで」と伝えた。
■「オオタニはいつも立ち直る」と称賛
さらに「対戦するチームのファンたちはオオタニの失敗を強調する機会を逃さない。ただ、彼らは知らないのだろうが、オオタニはいつも立ち直るのだ。このスキーンズからの本塁打は、まさに偉大さの象徴だ。彼のような選手は他にいない」とつづり、三振の後すぐさまリベンジした大谷を称賛した。
また、米地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のジャック・ハリス記者は「オオタニはスキーンズの100マイル超えの速球を捉えた。彼は中堅深くに15号アーチを放った。ドジャースの選手が97マイル以上の速球を打って本塁打にしたのは、今季これが初めて」と記した。
剛球を粉砕した大谷は、この日5打数2安打2打点と奮闘。打率は.322に上昇した。
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