【アルゼンチン共和国杯/前走ローテ】人気馬の一角に「2.1.0.0」の高信頼データ カレンダー変更の影響で浮上する穴候補

[過去10年]アルゼンチン共和国杯2024の前走ローテ
[過去10年]アルゼンチン共和国杯2024の前走ローテ

東京競馬場で行われる第62回アルゼンチン共和国杯(11月3日/GII、芝2500m)のデータを紹介する。

同コースで行われる目黒記念3着のクロミナンス、新潟記念2着のセレシオンなどが出走予定。

ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■オールカマー組はタイム差に注目

GI連戦の谷間にあり、延べ18レースから好走馬が出ている当レース。最多勝利は2勝ずつでオールカマーと宝塚記念が分け合い、好走馬の前走ローテはGIから3勝クラスまでとバリエーション豊かな顔ぶれだ。ここでは好走歴のあるレースのうち、人気が予想される登録馬のものを中心にピックアップしていく。

・オールカマー【2.2.1.15】
・宝塚記念【2.0.0.4】
・六社S【1.2.3.3】
・天皇賞・春【1.1.0.3】
・日本ダービー【1.0.1.1】
・目黒記念【1.0.0.9】
・オクトーバーS【1.0.0.8】
・青葉賞【1.0.0.0】
・京都大賞典【0.1.1.23】
・ケフェウスS【0.1.0.2】
・丹頂S【0.1.0.23】
・札幌日経OP【0.1.0.0】
・札幌記念【0.1.0.0】
・新潟記念【0.0.1.9】
・アイルランドT【0.0.1.3】
・ムーンライトH【0.0.1.2】
・日本海S【0.0.1.0】
・ラジオNIKKEI賞【0.0.1.0】

まずは勝ち馬を2頭輩出している前走オールカマー組。ここからの好走で目立つのは前走0秒2差以内でのチョイ負け組。【2.1.0.0】と、連対率は100%を誇る。この組から出走予定のサヴォーナは前走0秒2差の4着。データからは好走必至と言える。

前走目黒記念組は2019年にムイトオブリガードが優勝。【1.0.0.9】と好走歴はその1頭のみだが、着外だった9頭中7頭が目黒記念6着以下からの参戦だった。逆に言えば掲示板内に走っていた馬は33.3%の高勝率。同コースのGIIで3着のクロミナンスはこの組の勝利数を「2」に出来るだろうか。

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セレシオンのいる前走新潟記念組は【0.0.1.9】と、なんとも心許ない成績。唯一の3着は2022年に新潟記念5着から参戦したヒートオンビートによるもの。不安なのは新潟記念2着馬は【0.0.0.2】という点。前走でのセレシオンは如何にも長い直線が合いそうな良い脚を見せていたが果たして。

■カレンダー変更で生じる盲点

前走ローテの好走歴にはないが、面白そうなレースが2つ。タイランドCと昇仙峡Sだ。

タイランドCは昨年まで7月中京の1勝クラスだったものが、今年は9月札幌のOP競走として施行。クラスが上がったことにより、当然ながらレースレベルも上がった形だ。距離も2600mとスタミナが問われる舞台で、アルゼンチン共和国杯とも相性が良さそう。

札幌日経OPから同コースを連勝して参戦のショウナンバシットは、春のメトロポリタンSを2:24.0の好時計で走っており、府中適正も十分。

昇仙峡Sは昨年までダート2100mの昇仙峡特別だったものが今年から芝2400mに。昨年まで10月1週に開催されていた六社Sが今年から5月に時期変更したことに伴い、置き換わった形だ。その六社S、こちらからの好走馬が計6頭と全レース中トップの輩出数。このレース2着から出走のタイセイフェリークは人気も手頃。このステップなら妙味十分だ。

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