第41回マイルチャンピオンシップ(11月17日/GI、京都芝1600m)では、連覇を狙うナミュール、昨年のエリザベス女王杯覇者ブレイディヴェーグ、イギリスからの参戦となるマイルGI3勝馬チャリンらが出走予定。
ここでは「マイルチャンピオンシップ2024」の出走予定馬、枠順、追い切り、血統、穴馬など、予想に役立つ「馬券攻略ガイド」をお届けする。
目次
■「マイルチャンピオンシップ2024」枠順・予想オッズ
→→→右へスクロール→→→
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想オッズ | 予想人気 | 厩舎 | - | - | アルナシーム | 牡5 | 58.0 | 藤岡佑介 | 49.9 | 12 | 栗東・橋口慎介 | - | - | ウインマーベル | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 | 17.7 | 8 | 美浦・深山雅史 | - | - | エルトンバローズ | 牡4 | 58.0 | 西村淳也 | 16.9 | 7 | 栗東・杉山晴紀 | - | - | オオバンブルマイ | 牡4 | 58.0 | 武豊 | 27.1 | 10 | 栗東・吉村圭司 | - | - | コムストックロード | 牝5 | 56.0 | 幸英明 | 112.2 | 17 | 美浦・宗像義忠 | - | - | ジュンブロッサム | 牡5 | 58.0 | 戸崎圭太 | 9.4 | 5 | 栗東・友道康夫 | - | - | セリフォス | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 | 10.0 | 6 | 栗東・中内田充正 | - | - | ソウルラッシュ | 牡6 | 58.0 | 団野大成 | 6.8 | 3 | 栗東・池江泰寿 | - | - | タイムトゥヘブン | 牡6 | 58.0 | 柴田善臣 | 88.8 | 16 | 美浦・戸田博文 | - | - | チャリン | 牡4 | 58.0 | R.ムーア | 9.3 | 4 | 英国・R.ヴェリアン | - | - | ナミュール | 牝4 | 56.0 | C.デムーロ | 5.4 | 2 | 栗東・高野友和 | - | - | ニホンピロキーフ | 牡4 | 58.0 | 田口貫太 | 70.0 | 13 | 栗東・大橋勇樹 | - | - | バルサムノート | 牡4 | 58.0 | 北村友一 | 82.4 | 14 | 栗東・高野友和 | - | - | フィアスプライド | 牝6 | 56.0 | A.シュタルケ | 35.0 | 11 | 美浦・国枝栄 | - | - | ブレイディヴェーグ | 牝4 | 56.0 | C.ルメール | 2.8 | 1 | 美浦・宮田敬介 | - | - | マテンロウスカイ | セ5 | 58.0 | 横山典弘 | 22.2 | 9 | 栗東・松永幹夫 | - | - | レイベリング | 牡4 | 58.0 | 津村明秀 | 83.5 | 15 | 美浦・鹿戸雄一 |
→→→右へスクロール→→→
※騎手や予想オッズは、SPREAD編集部が戦績等により掲載しています。
※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。
■「マイルチャンピオンシップ2024」追い切り診断
1週前追い切り
最終追い切り
■「マイルチャンピオンシップ2024」過去10年データ
前走ローテ
秋のマイル王決定戦となる当レース。最多勝利は東京芝1600mの富士Sで4勝、次いで東京芝1800mの毎日王冠と中山芝1200mのスプリンターズSが2勝ずつと、ここまでが複数勝利。京都で開催される本レースだが、好走馬を輩出している前走ローテのほとんどが関東で行われたレースということが特徴的だ。
詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/前走ローテ】勝ち馬候補に“直結”の東京組 人気の牝馬2騎はどう見る?
血統傾向
久々に京都が舞台となった昨年も道中ほぼ最後方にいたナミュールが豪脚を見せつけ勝利。リニューアルを挟んでも傾向としては変わっていないものと考えたい。思考回路としては「前より後ろ」で検討すべきレースと言える。
差し馬で今回注目したいのは、カロ内包馬。ここでは該当馬のオオバンブルマイをピックアップする。父がストームキャット系のディスクリートキャットで、母父はディープインパクト。そして3代母アジアンミーティアがアンブライドルズソングの全妹なので、配合のパーツ自体はコントレイルと似たような組み合わせ。サクラバクシンオーが入る分だけ、中距離ベストだったコントレイルより距離適性は短めに寄っているが、それでもさすがにここ2走の1200mは適性外だろう。
詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/血統展望】波乱の使者候補は“コントレイル似”配合 差し有利馬場で「淀の達人」の妙技炸裂も
人気・配当傾向
過去10年、1番人気が【2.1.1.6】と振るわず、京都開催の直近7年では【0.1.1.5】とさらに成績は悪化する。2番人気も【0.4.1.5】と勝ち星なしだが、3番人気は【2.4.0.4】と好成績。勝ち星は3番人気以下が8勝を挙げる。
1~3番人気同士のワンツー決着は10回中4回で、5番人気以内同士を含めると8回。10回中9回において3番人気以内のうち少なくとも1頭が連対を果たしている。
◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2024予想/高配当メソッド3人気以内の連対必至も昨年3連単17万馬券の波乱含み 人気サイドは前走“ちょい負け組”が連対率50%
枠順データ・傾向
※金曜公開予定
■「マイルチャンピオンシップ2024」全頭診断
・ジュンブロッサム
上がり3F33秒台はもちろんのこと、32秒台の脚を使うことも珍しくない馬。その切れ味が活きるGIは東京、阪神芝外回り、そして京都芝外回りに限られる。道悪では極端にパフォーマンスが落ちるタイプゆえ馬場コンディションは注視したいところだが、3走前楽勝の舞台設定替わりなら再度の末脚炸裂を警戒したい。
・セリフォス
5歳秋以降のダイワメジャー産駒のGI成績は【0-0-0-31】。このなかには2番人気内馬も2頭含まれていたが、馬券内は叶わなかった。4歳春までは先着をはたしていたソウルラッシュに近走は先着できなくなっており、強調材料は乏しい。
・ソウルラッシュ
5歳春までは危うさを感じる馬だったが、5歳秋以降の国内レースは【2-2-1-0】。敗れたレースでも勝ち馬と0秒1差以内にとどまっており、心身ともに今がキャリアピークなのだろう。かつては苦手だった東京芝1600mも、近走は安定。稍重-重【4-0-1-0】と現役屈指の道悪適性を誇る馬でもあり、当日の京都が雨で馬場悪化なら信頼度はグンと増す。
◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2024予想/全頭診断】エリ女に続く波乱決着も “第二のラヴェル”候補は「馬券内80%」ローテ該当馬
■「マイルチャンピオンシップ2024」軸馬/穴馬予想コラム
穴ライズ
※土曜公開予定
危険な人気馬:ブレイディヴェーグ
過去10年の連対馬延べ20頭は、すべて同年の芝GIに出走していた経験あり。同年の芝GIへ不出走だった馬は、【0.0.3.44】とかなり苦戦傾向にある。たとえGI馬とはいえ、今年は前走の一戦のみで臨む点は大きな減点材料だろう。
鞍上ルメールに前走のパフォーマンス、GI馬であることから、1 or 2番人気に支持されることが必至のブレイディヴェーグ。だが、マイル未経験である点や、これまでの男勝りの牝馬と比べると人気ほどの信頼感は置けない。ここは妙味はないと判断し、思い切って「消し」でいってみたい。
◆詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/危険な人気馬】“消し”はナミュールかブレイディヴェーグか 「0.0.3.44」の不穏データで大幅減点
データ攻略
※金曜公開予定
■「マイルチャンピオンシップ2024」レース概要
開催日:
2024年11月17日(日)15時40分
6回京都6日目 11R
第41回 マイルチャンピオンシップ(GI)
施行条件:
芝右1600m
3歳上オープン/国際/指定/定量
賞金:
1着 1億8000万円
2着 7200万円
3着 4500万円
4着 2700万円
5着 1800万円
■「マイルチャンピオンシップ2024」京都芝1600mコース解説
バックストレッチを2コーナー奥の方向に真っ直ぐ延長した引き込み線からのスタート。外回りコース使用で、3コーナーまでの距離は長い(700メートルほど)。バックストレッチ半ばから3コーナーにかけて上り坂になっていて、ここで一旦ペースが落ち着く。高低差3.9メートルの勾配の頂点は残り800メートル付近。3コーナーと4コーナーの中間までは急な下りで、徐々に加速しながら4コーナーに向かう。
ゴール前の直線は398.7メートル(Cコース使用時)。3コーナーの坂の影響が大きいコースで、レベルが高くなるほど早めのスパートを強いられる。最後まで脚を持続させるには、坂の上りで息を入れる必要がある。
■「マイルチャンピオンシップ2024」過去プレーバック
2023年 ナミュール
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 8 | 16 | ナミュール | 牝4 | 56.0 | 藤岡康太 | 1:32.5 | 33.0 | 5 | 2着 | 1 | 1 | ソウルラッシュ | 牡5 | 58.0 | J.モレイラ | クビ | 33.6 | 3 | 3着 | 3 | 5 | ジャスティンカフェ | 牡5 | 58.0 | 坂井瑠星 | 1/2 | 33.6 | 7 |
→→→右へスクロール→→→
2022年 セリフォス
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 5 | 10 | セリフォス | 牡3 | 56.0 | D.レーン | 1:32.5 | 33.0 | 6 | 2着 | 2 | 3 | ダノンザキッド | 牡4 | 58.0 | 北村友一 | 1.1/4 | 33.5 | 8 | 3着 | 3 | 6 | ソダシ | 牝4 | 55.0 | 吉田隼人 | 1/2 | 33.8 | 2 |
→→→右へスクロール→→→
2021年 グランアレグリア
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム・着差 | 上がり | 人気 | 1着 | 6 | 12 | グランアレグリア | 牝5 | 55.0 | C.ルメール | 1:32.6 | 32.7 | 1 | 2着 | 2 | 3 | シュネルマイスター | 牡3 | 56.0 | 横山武史 | 3/4 | 32.9 | 2 | 3着 | 7 | 13 | ダノンザキッド | 牡3 | 56.0 | 川田将雅 | 1/2 | 33.0 | 5 |
→→→右へスクロール→→→
監修:山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長