【マイルチャンピオンシップ2024特集】出走予定・枠順、予想オッズetc. 「ブレイディヴェーグvsナミュール、今週も牝馬の戦いか」お役立ち馬券攻略ガイド

ブレイディヴェーグ/23年エリザベス女王杯(C)Eiichi Yamane
ブレイディヴェーグ/23年エリザベス女王杯(C)Eiichi Yamane

第41回マイルチャンピオンシップ(11月17日/GI、京都芝1600m)では、連覇を狙うナミュール、昨年のエリザベス女王杯覇者ブレイディヴェーグ、イギリスからの参戦となるマイルGI3勝馬チャリンらが出走予定。

ここでは「マイルチャンピオンシップ2024」の出走予定馬、枠順、追い切り、血統、穴馬など、予想に役立つ「馬券攻略ガイド」をお届けする。

【マイルチャンピオンシップ2024予想】大口投票パトロール ブレイディヴェーグの単複に“100万円”超え連発も……ソウルラッシュやナミュールも追撃

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【マイルチャンピオンシップ2024予想】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ 前週◎スタニングローズでGI連勝中!

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■「マイルチャンピオンシップ2024」枠順・オッズ

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枠番馬番馬名性齢斤量騎手オッズ人気厩舎
11コムストックロード牝556.0幸英明210.417美浦・宗像義忠
12ブレイディヴェーグ牝456.0C.ルメール4.61美浦・宮田敬介
23バルサムノート牡458.0北村友一132.816栗東・高野友和
24ナミュール牝456.0C.デムーロ5.04栗東・高野友和
35ジュンブロッサム牡558.0戸崎圭太7.75栗東・友道康夫
36オオバンブルマイ牡458.0武豊15.77栗東・吉村圭司
47マテンロウスカイセ558.0横山典弘29.39栗東・松永幹夫
48フィアスプライド牝656.0A.シュタルケ81.512美浦・国枝栄
59ニホンピロキーフ牡458.0田口貫太115.914栗東・大橋勇樹
510レイベリング牡458.0津村明秀119.415美浦・鹿戸雄一
611チャリン牡458.0R.ムーア4.93英国・R.ヴェリアン
612アルナシーム牡558.0藤岡佑介80.511栗東・橋口慎介
713ソウルラッシュ牡658.0団野大成4.82栗東・池江泰寿
714ウインマーベル牡558.0松山弘平33.710美浦・深山雅史
815セリフォス牡558.0川田将雅14.46栗東・中内田充正
816タイムトゥヘブン牡658.0柴田善臣98.313美浦・戸田博文
817エルトンバローズ牡458.0西村淳也25.38栗東・杉山晴紀

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◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/オッズ傾向】例年混戦 単勝5.0倍以上が8勝、単勝3.0倍以上の1人気は「0.0.1.5」で不振

※オッズは、前日最終オッズを掲載しています。
※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

■「マイルチャンピオンシップ2024」追い切り診断

追い切り評価:ソウルラッシュ

【最終追い切り】レース当週は坂路で微調整。1週前にCW併せ馬で負荷を掛け、最終追いが坂路というのは過去2年マイルCS時の調整におけるルーティンで、今年もそれをきっちりと踏襲してきた。形としては単走だが、同じ池江厩舎の馬を大きく前に行かせ、これを視界に入れて気持ちを乗せる調整。僚馬を前に見ても変に力まず、まとまりのあるフォームで登坂すると、手綱を緩められたラストで一気に加速した。

◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2024予想/追い切り診断】“打倒ブレイディヴェーグ”一角に最高評価「S」 圧巻の加速に「これ以上ない最高潮の状態」

追い切り評価:オオバンブルマイ

【最終追い切り】レース当週は坂路を単走。やや重心の高さは気になるが、これはいつものこと。序盤から躍動感があり、力強い踏み込みで登坂していく。ラストは溜めた脚を一気に弾けさせ、さらにダイナミックなフォームで駆け抜けた。

◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2024予想/追い切り診断】“想定10人気”前後に高評価「A」 ダイナミックな動きと体調面に太鼓判「余力残しで自己ベスト」

追い切り評価:セリフォス

【最終追い切り】レース当週は川田騎手が騎乗しCWで単走。1週前のハードな内容を踏まえ、最終追いは脚慣らし程度で、4Fあたりから時計になる軽い内容消化に留まった。重心がやや上ずり、直線に正対してからの手前変換に鞍上の扶助を要したが、伸びそのものはスムーズだった。それでも全体的に気迫不足な感は否めない。

◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2024予想/追い切り診断】GIホースに辛口「B」評価 「掛かり気味、チグハグな動き」で薄味な稽古に懸念

■「マイルチャンピオンシップ2024」過去10年データ

前走ローテ

[過去10年]マイルチャンピオンシップ2024の前走ローテ

[過去10年]マイルチャンピオンシップ2024の前走ローテ

秋のマイル王決定戦となる当レース。最多勝利は東京芝1600mの富士Sで4勝、次いで東京芝1800mの毎日王冠と中山芝1200mのスプリンターズSが2勝ずつと、ここまでが複数勝利。京都で開催される本レースだが、好走馬を輩出している前走ローテのほとんどが関東で行われたレースということが特徴的だ。

詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/前走ローテ】勝ち馬候補に“直結”の東京組 人気の牝馬2騎はどう見る?

血統傾向

久々に京都が舞台となった昨年も道中ほぼ最後方にいたナミュールが豪脚を見せつけ勝利。リニューアルを挟んでも傾向としては変わっていないものと考えたい。思考回路としては「前より後ろ」で検討すべきレースと言える。

差し馬で今回注目したいのは、カロ内包馬。ここでは該当馬のオオバンブルマイをピックアップする。父がストームキャット系のディスクリートキャットで、母父はディープインパクト。そして3代母アジアンミーティアがアンブライドルズソングの全妹なので、配合のパーツ自体はコントレイルと似たような組み合わせ。サクラバクシンオーが入る分だけ、中距離ベストだったコントレイルより距離適性は短めに寄っているが、それでもさすがにここ2走の1200mは適性外だろう。

詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/血統展望】波乱の使者候補は“コントレイル似”配合 差し有利馬場で「淀の達人」の妙技炸裂も

人気・配当傾向

過去10年、1番人気が【2.1.1.6】と振るわず、京都開催の直近7年では【0.1.1.5】とさらに成績は悪化する。2番人気も【0.4.1.5】と勝ち星なしだが、3番人気は【2.4.0.4】と好成績。勝ち星は3番人気以下が8勝を挙げる。

1~3番人気同士のワンツー決着は10回中4回で、5番人気以内同士を含めると8回。10回中9回において3番人気以内のうち少なくとも1頭が連対を果たしている。

◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2024予想/高配当メソッド3人気以内の連対必至も昨年3連単17万馬券の波乱含み 人気サイドは前走“ちょい負け組”が連対率50%

枠順データ・傾向

京都で行われた過去10年で見ると、最多4勝を挙げているのが8枠で【4.0.1.24】勝率14.8%、単勝回収値130をマークする。続くのは3枠で【3.0.2.15】勝率15.0%、単勝回収値104とこちらも回収値は100超え。1枠が【2.3.0.15】、6枠が【1.1.0.18】で、残る枠は0勝と偏りが見受けられる。

京都開催の過去10年では1番人気の勝ち星がないが、5番人気以内が9勝を挙げている本レース。1~5番人気を枠別で見ると、1~4枠【5.6.2.13】勝率19.2%、複勝率50.0%、回収値は単勝154、複勝114。5~8枠【4.3.3.14】勝率16.7%、複勝率41.7%、回収値は単勝157、複勝101と、大きな差はない。ただし、8枠の【4.0.1.3】勝率50.0%、複勝率62.5%、単勝回収値471、複勝回収値196が底上げしている形だ。

◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2024予想/枠順】ナミュールに「0.0.1.11」の懸念浮上 伏兵ゾーンは“内枠優勢”で3頭が評価アップ

■「マイルチャンピオンシップ2024」全頭診断

ジュンブロッサム
上がり3F33秒台はもちろんのこと、32秒台の脚を使うことも珍しくない馬。その切れ味が活きるGIは東京、阪神芝外回り、そして京都芝外回りに限られる。道悪では極端にパフォーマンスが落ちるタイプゆえ馬場コンディションは注視したいところだが、3走前楽勝の舞台設定替わりなら再度の末脚炸裂を警戒したい。

セリフォス
5歳秋以降のダイワメジャー産駒のGI成績は【0-0-0-31】。このなかには2番人気内馬も2頭含まれていたが、馬券内は叶わなかった。4歳春までは先着をはたしていたソウルラッシュに近走は先着できなくなっており、強調材料は乏しい。

ソウルラッシュ
5歳春までは危うさを感じる馬だったが、5歳秋以降の国内レースは【2-2-1-0】。敗れたレースでも勝ち馬と0秒1差以内にとどまっており、心身ともに今がキャリアピークなのだろう。かつては苦手だった東京芝1600mも、近走は安定。稍重-重【4-0-1-0】と現役屈指の道悪適性を誇る馬でもあり、当日の京都が雨で馬場悪化なら信頼度はグンと増す。

◆詳細記事はコチラ⇒【マイルチャンピオンシップ2024予想/全頭診断】エリ女に続く波乱決着も “第二のラヴェル”候補は「馬券内80%」ローテ該当馬

■「マイルチャンピオンシップ2024」軸馬/穴馬予想コラム

穴ライズ:マテンロウスカイ

秋3戦目となる今回は状態もピークに達しており、中間の動きも申し分なし。調教後の馬体重はプラス20キロと厚みを増し、飼い葉もしっかり食べてすこぶる好調だ。若干うるさい気性が距離短縮でプラスに働くようであれば、一発を狙える存在だ。

◆詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/穴馬アナライズvol.1】前日“8人気”以下にプンプンと漂う激走サイン 0秒1差の「濃密な惜敗」とレース選択に見る勝算

穴ライズ:エルトンバローズ

昨年の好走が示すように、この舞台での適性は十分。また、今回は差しや追い込みに人気馬が集中しているため、後方勢同士の牽制が入れば前残り決着の可能性も十分にあり得る。昨年以上の結果で、大波乱を演出するシーンまであっていい。

◆詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/穴馬アナライズvol.2】ナミュールら有力馬より前の「優位性」と、証明済みのコース適性 想定オッズ“20倍”超の盲点

危険な人気馬:ブレイディヴェーグ

過去10年の連対馬延べ20頭は、すべて同年の芝GIに出走していた経験あり。同年の芝GIへ不出走だった馬は、【0.0.3.44】とかなり苦戦傾向にある。たとえGI馬とはいえ、今年は前走の一戦のみで臨む点は大きな減点材料だろう。

鞍上ルメールに前走のパフォーマンス、GI馬であることから、1 or 2番人気に支持されることが必至のブレイディヴェーグ。だが、マイル未経験である点や、これまでの男勝りの牝馬と比べると人気ほどの信頼感は置けない。ここは妙味はないと判断し、思い切って「消し」でいってみたい。

◆詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/危険な人気馬】“消し”はナミュールかブレイディヴェーグか 「0.0.3.44」の不穏データで大幅減点

データ攻略「連覇狙うナミュールに“馬券内率80%”」

昨年のマイルチャンピオンシップで豪脚を披露し、悲願のGIタイトルを手にしたナミュール。勢いそのままにドバイターフ2着、安田記念2着とGI戦線の常連としてすっかり定着した1頭だ。連覇を狙う今年は休み明けでの参戦。吉と出るか凶と出るか……データが下した結論は?

・ハービンジャー産駒【2.1.1.1】

◆詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/データ攻略】歴代王者2頭の「買い or 消し」 ベストパートナーを迎えた“必勝態勢”で戴冠へ

データ攻略「外国馬チャリンに【1.1.1.1】のプラスデータ」

4歳を迎えた今シーズンに突如として覚醒。次々と欧州マイルGIを奪取し本レースに臨むのがチャリンだ。近年の外国馬という括りでもズバ抜けた実績を持つ馬。日本の高速馬場との兼ね合いで半信半疑の評価にあるなか、今回追い風となるデータとは?

・R.ムーア騎乗の前走1着馬【1.1.1.1】

◆詳細記事はコチラ⇒◆【マイルチャンピオンシップ2024予想/データ攻略】“消す理由なし”の人気盲点 「舐められすぎ」も世界の名手×配当妙味で印推奨

■「マイルチャンピオンシップ2024」レース概要

開催日
2024年11月17日(日)15時40分
6回京都6日目 11R
第41回 マイルチャンピオンシップ(GI)

施行条件
芝右1600m
3歳上オープン/国際/指定/定量

賞金
1着 1億8000万円
2着 7200万円
3着 4500万円
4着 2700万円
5着 1800万円

■「マイルチャンピオンシップ2024」京都芝1600mコース解説

競馬コース図_京都芝1600m

京都芝1600mのコース図

バックストレッチを2コーナー奥の方向に真っ直ぐ延長した引き込み線からのスタート。外回りコース使用で、3コーナーまでの距離は長い(700メートルほど)。バックストレッチ半ばから3コーナーにかけて上り坂になっていて、ここで一旦ペースが落ち着く。高低差3.9メートルの勾配の頂点は残り800メートル付近。3コーナーと4コーナーの中間までは急な下りで、徐々に加速しながら4コーナーに向かう。

ゴール前の直線は398.7メートル(Cコース使用時)。3コーナーの坂の影響が大きいコースで、レベルが高くなるほど早めのスパートを強いられる。最後まで脚を持続させるには、坂の上りで息を入れる必要がある。

■「マイルチャンピオンシップ2024」過去プレーバック

2023年 ナミュール

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着816ナミュール牝456.0藤岡康太1:32.533.05
2着11ソウルラッシュ牡558.0J.モレイラクビ33.63
3着35ジャスティンカフェ牡558.0坂井瑠星1/233.67

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2022年 セリフォス

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着510セリフォス牡356.0D.レーン1:32.533.06
2着23ダノンザキッド牡458.0北村友一1.1/433.58
3着36ソダシ牝455.0吉田隼人1/233.82

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2021年 グランアレグリア

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム・着差上がり人気
1着612グランアレグリア牝555.0C.ルメール1:32.632.71
2着23シュネルマイスター牡356.0横山武史3/432.92
3着713ダノンザキッド牡356.0川田将雅1/233.05

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監修:山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長