ドジャースの一塁コーチを務めたクレイトン・マッカロー氏がマーリンズの新監督に就任すると10日(日本時間11日)、MLB公式サイトなど複数の現地メディアが報じた。
マッカロー氏は走塁技術の指導に定評があり、大谷翔平投手のキャリア最多となる59盗塁と、メジャー史上初の「50ー50」達成にも貢献。安打で出塁した際には、一塁上でヘルメットをコツンとぶつけ合う“ヘッドバンプ”でも知られている。
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■ベッツもお気に入り「今までで一番好きなコーチ」
マーリンズは今季62勝100敗で地区最下位。スキップ・シューメーカー監督の退任が決まり、新たな監督を探していた。
MLB公式サイトのクリスティーナ・ニコラ記者は、ドジャースを離れるマッカロー氏について、「ナ・リーグMVP最有力候補のショウヘイ・オオタニとムーキー・ベッツにとって重要な存在だった」と指摘。
マッカロー氏は大谷への走塁指導で偉業達成をサポートしたほか、ベッツが「今までで一番好きなコーチだ」とし、2023年のホームランダービーの際では投手役を担った。
マッカロー氏は02年に捕手としてインディアンス(現ガーディアンズ)からドラフト指名を受け入団。プロ入り後はメジャーに昇格することなくマイナーリーグで現役を引退した。メジャーでの監督経験はないが、2006年から2014年までブルージェイズのマイナー組織の監督などを務めて、402勝357敗の成績を残した。
その後ドジャースへと移り、2021年からは一塁コーチに就任。ニコラ記者は「12月27日に45歳になるマッカローは、ドジャースでの10年目をワールドシリーズ優勝で締めくくったばかりだ」と球団でのマッカロー氏の功績を称えた。
SNS上では、ファンから「ヘッドパンプが見られなくなるのか」「結構寂しい……」「来季マーリンズ戦での、大谷さんとの打席前の挨拶が楽しみですね」などの声が上がっている。
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