ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、今季もっとも活躍した打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」と、今季最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」、今季の通算成績をもとに、ファンとメディア関係者の投票で各ポジションから「ファーストチーム」と「セカンドチーム」が選ばれる「オールMLB」では、「ファーストチーム」の指名打者部門にそれぞれ選出された。
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■打者専念でも際立つ存在感
今季も大谷の受賞ラッシュが始まった。
大谷は両リーグから最も優れた打者が選出される「ハンク・アーロン賞」に2年連続受賞を果たし、年間最優秀選手(MVP)の最有力候補とされるアーロン・ジャッジとともに選出された。両リーグで受賞したのは大谷が史上初となる。
また、最優秀指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」は、4年連続4度目。ナ・リーグには2022年からDH制が導入されたことから、ドジャースの選手としては“球団史上初”の受賞となり、こちらもア・ナ両リーグでの受賞はメジャー史上初の快挙となった。
さらに、ファンとメディア関係者の投票で各ポジションから「ファーストチーム」と「セカンドチーム」が選出される「オールMLB」には、同僚のムーキー・べッツ内野手と各ポジションで「ファーストチーム」入り。
「セカンドチーム」には、元同僚でフリーエージェント(FA)となっているテオスカー・ヘルナンデス外野手や、カブスの今永昇太投手らが選出された。
大谷は今季159試合に出場して打率.310、197安打、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036をマーク。昨季の右肘の手術もあり打者専念の一年となったが、打撃と走塁で存在感を発揮した。
MLB公式サイトは「昨シーズンオフに記録的な10年7億ドル(約1071億円)の契約を結んだばかりのオオタニが、ドジャースでの最初のシーズンで、なぜ自分がその契約に値するのかをまさに証明した」と大絶賛。「今シーズンは投球しなかったオオタニは、25年には二刀流選手に戻ることになる」と来シーズンの活躍にも期待を寄せている。
大谷は12日(同13日)にもシルバースラッガー賞を獲得。ナ・リーグ最優秀選手(MVP)の最有力候補にも目されており、受賞すれば2年連続3度目、指名打者としてはメジャー史上初の快挙となる。
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