海外フリーエージェント(FA)権を行使し、メジャー移籍を目指している巨人の菅野智之投手。
米老舗誌『スポーツ・イラストレイテッド』は、「スガノは昨季の山本由伸投手にとっての今永昇太投手のように、佐々木朗希投手の2番手として、多くのチームが獲得に興味を示している」と報道。なかでも「ジャイアンツが日本人スター投手獲得の有力候補だ」と伝えた。
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■「スガノは完璧な解決策となるかもしれない」
『スポーツ・イラストレイテッド』のショーン・オリアリー記者は、24日(日本時間25日)に掲載した記事の中で「スガノはどのチームでも、ハイレベルな12年間の経験をもたらす。その経験はジャイアンツに必要だ」と力説。35歳という年齢でありながらも、日本のプロ野球(NPB)で好成績を残し続けた菅野の獲得を推奨した。
菅野は巨人での12シーズンで通算136勝74敗、防御率2.43、1585奪三振をマーク。オールスターに8回選出されたほか、リーグMVPを2度、沢村賞を2度獲得した。今季は24試合に先発登板して、15勝3敗、111奪三振、16四球、防御率1.67を記録。同記事では「誰もが認める伝説の選手だ」と紹介している。
ジャイアンツと菅野の関係性については、『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者が23日に球団が菅野に興味を示していると自身のXで伝えていたが、それ以前の2020年-21年のオフに菅野がポスティングされた際にも、関心を寄せていたことが『MLBトレードルーマーズ』の報道で伝えられているという。
同記事では、ジャンアンツの先発陣についても言及。「ローガン・ウェブ投手とロビー・レイ投手を除けば、非常に若い」とし、先発陣の浮き沈みや安定感のなさなど経験不足を指摘。その上で、「スガノはその問題に対する完璧な解決策となるかもしれない」と提言し、「彼の経験を考えると、スガノがサンフランシスコで活躍するのは理にかなっている」と菅野の獲得をすすめた。
NPBに9年以上在籍した菅野はポスティングシステムの規定対象から外れるため、メジャーのどの球団とも自由契約を結ぶことができる。果たして菅野はどの球団と契約を交わすことになるのか。引き続き、目が離せない。
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