ドジャースの大谷翔平投手は、今季レギュラーシーズン159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036と圧巻の好成績を残した。メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」超えを達成し、本塁打と打点の二冠王を獲得。自身3度目の年間MVPにも輝いた。
ポストシーズンでも3本のアーチを記録し、今季の本塁打は計57本。ここでは、MLB公式のデータページ『Baseball Savant』で大谷が「自己最高」を更新した一発を紹介する。
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■30歳でも進化止まらず
「打球角度46度」の31号アーチ
Shohei Ohtani makes it back-to-back blasts as the @Dodgers regain the lead! pic.twitter.com/qZtyPfBXHV
— MLB (@MLB) July 25, 2024
大谷の凄さがとりわけ際立ったのが、4月23日(日本時間24日)の今季6号と7月27日(同28日)の32号アーチ。いずれも真ん中の失投を捉えた一撃は、本塁打の自己最速となる「118.7マイル(約191.0キロ)」をマーク。2022年の118.0マイル(約189.9キロ)を2度上回った。
そして、7月25日(同26日)に放った31号アーチではもっとも高弾道の「打球角度46°」を計測。右翼ポール際へ高々と舞い上がった打球は、滞空時間7.1秒のムーンショットだった。
さらには変わり種の一本も。8月24日(同25日)の本拠地レイズ戦では、飛距離338フィート(103.0メートル)の本塁打を放った。外角のチェンジアップにバランスを崩されながら、バットの先で拾った一打は、ドジャースタジアム右翼スタンドの最前列に飛び込む一打に。30球場中13球場でスタンドインの本塁打は、自身「最短距離」を更新した。
30歳を迎えてもなお、進化を続けている大谷。二刀流復活となる来季は、どのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。
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