JRAは14日、第76回朝日杯フューチュリティステークス(GI、芝1600m)の前日最終オッズを発表した。
サウジアラビアRCを制し、武豊を背に挑むアルテヴェローチェ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)が単勝3.1倍で1番人気、黄菊賞を圧勝し、引き続いC.デムーロが手綱を取るミュージアムマイル(牡2、栗東・高柳大輔厩舎)が単勝5.0倍で2番人気。
以下、トータルクラリティ(牡2、栗東・池添学厩舎)が単勝6.6倍で3番人気、ニタモノドウシ(牡2、美浦・高木登厩舎)が単勝8.4倍で4番人気、パンジャタワー(牡2、栗東・橋口慎介厩舎)が単勝8.7倍で5番人気。
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■勝ち馬は単勝19.9倍まで
過去10年、1番人気が【5.2.2.1】と圧倒的で、単勝オッズは2倍台、3倍台、4倍台でも勝ち星を挙げている。1倍台は【0.1.1.0】で馬券内は100%だが、勝ち切れていない。まだキャリアの浅い2歳馬だけに過剰に人気を集めるようなら絶対視は危険。2番人気も【2.3.1.4】連対率50.0%と安定感を見せている。このうち単勝3倍台は【0.1.1.2】、4~6倍台は【2.2.0.2】と、ある程度オッズがついた方が勝ち負けの可能性が高い。今年は1番人気の2倍以上が濃厚で、2番人気も4倍以上つきそう。アルテヴェローチェとミュージアムマイルの一騎打ちも十分か。
ほか、勝ち馬が出現しているのは7番人気以内の単勝7.0~19.9倍で【3.2.2.23】。このうち、前走重賞以外で1着だった馬が【3.1.2.8】。近年での好走が目立っており、2020年以降では【2.1.2.2】勝率28.6%、複勝率71.4%、回収値は単勝361、複勝192をマークする。ニタモノドウシとアドマイヤズームは一発の雰囲気が漂う。
単勝50.0~99.9倍も【0.2.2.21】と馬券絡みがあり、このうち前走重賞で逃げまたは先行していた馬は【0.2.2.4】。GIでも先行できるスピードや操縦性といった能力の証明とも言えるデータだろう。のちに、高松宮記念を1位入線(4着降着)したクリノガウディーや8歳までOPクラスで好走を続けたボンセルヴィーソ、距離延長だったシャドウアプローチやアルマワイオリが穴をあけた。前走で善戦していた馬がほとんどだが、そういった馬が今回人気落ちしていれば穴で拾っておくべきか。ドラゴンブーストやテイクイットオールが波乱を演出しても。
馬連は(4)ミュージアムマイル-(8)アルテヴェローチェが8.1倍、3連複は(4)ミュージアムマイル-(8)アルテヴェローチェ-(10)トータルクラリティが16.8倍、3連単は(8)アルテヴェローチェ→(4)ミュージアムマイル→(10)トータルクラリティが57.7倍で1番人気。
■14日・前日最終オッズ
人気 | 馬名 | 単勝 | 1 | アルテヴェローチェ | 3.1 | 2 | ミュージアムマイル | 5.0 | 3 | トータルクラリティ | 6.6 | 4 | ニタモノドウシ | 8.4 | 5 | パンジャタワー | 8.7 | 6 | アルレッキーノ | 9.6 | 7 | アドマイヤズーム | 12.0 | 8 | タイセイカレント | 14.5 | 9 | ランスオブカオス | 36.2 | 10 | ドラゴンブースト | 71.7 | 11 | エイシンワンド | 79.3 | 12 | ダイシンラー | 95.7 | 13 | テイクイットオール | 105.7 | 14 | クラスペディア | 122.1 | 15 | コスモストーム | 188.2 | 16 | エルムラント | 200.2 |
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※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。
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