「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は29日、東京都の代々木第二体育館にて行われ、木下アビエル神奈川は九州アスティーダと対戦。ゲームカウント3ー1で勝利した。
◆張本美和、2025年さらなる飛躍へ16歳が掲げる理想像「安定した選手になる」 指揮官が求める伸びしろ「すごく才能がある選手なので……」
■無敗記録を伸ばし年内終了
平野美宇は第2マッチで今枝愛美と対戦。立ち上がりから鋭い両ハンドを見せるなど好調を維持して11-4、11-4と連取する。最後も終盤の5連続ポイントなどで相手を圧倒し、ストレート勝ちで今季の無敗記録を12まで伸ばした。
平野は試合後に、「今年最後の試合で勝つことができて良かったですし、最後の試合でいい締めくくりができたかなと思います」と切り出すと、「Tリーグに参戦してから全勝はあまりなかったので、シーズンの途中なんですけど、今年は安定して勝つことができていると思います」と年内全勝について語った。
平野については中澤鋭監督も賛辞を寄せており、「平野自身の持っている技術や戦術は私の角度から見るとほかの選手より豊富」と断言。「今までは同じことをやって負けるケースもあったけれど、今はいろんなケースバイケースでいろんな戦術が使えるようになった」とキャリアを重ねてプレー選択の幅が広がったと印象を明かした。
パリ五輪イヤーだった2024年について平野は「今年は結果が得られたのが1番」と振り返る。「今まで団体戦の大きな大会(世界卓球やアジア選手権)で中国に勝てたことがなくて、勝ちたいと思っていましたし、あとは五輪シングルスに出たいと思っていたので、それを叶えることができたので今まで目標にしていたものが叶った1年だと思います」と総括した。
◆松島輝空が対戦熱望の張本智和戦を振り返る 中国超級リーグ挑戦にも言及、2025年は「相手に来られても実力で勝つ」
◆圧巻2点取りの張本智和が紆余曲折の2024年を語る 明かした卓球選手としてのあり方「自分の趣味をただやっている」
◆【卓球 2024年名場面7選】早田ひなは満身創痍で涙の銅メダル 平野美宇、張本兄妹もパリ五輪で奮闘 世界ランク急浮上の新星も存在感