張本美和、2025年さらなる飛躍へ16歳が掲げる理想像「安定した選手になる」 指揮官が求める伸びしろ「すごく才能がある選手なので……」【Tリーグ】

張本美和、2025年さらなる飛躍へ16歳が掲げる理想像「安定した選手になる」 指揮官が求める伸びしろ「すごく才能がある選手なので……」【Tリーグ】
張本美和 撮影:SPREAD編集部

ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は29日、東京都の代々木第二体育館にて行われ、木下アビエル神奈川は九州アスティーダと対戦。ゲームカウント3ー1で勝利した。

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■韓国エースに競り勝つ

張本美和は第1マッチでは木原美悠とのダブルスで梅村優香、塩見真希ペアと戦い、第2ゲームは支配されるなど波に乗れずにストレートで敗戦。しかし、第3マッチのシングルスでは韓国のエースで世界ランキング10位の申裕斌相手に2ゲームを先取して3-1で競り勝った。その後、長﨑美柚も第4マッチをフルゲームで制しチームの勝利につながった。

張本美はパリ五輪をはじめとした国際大会にも多く出場した2024年を、「すごく楽しかった1年でした。毎年楽しいと思えるような1年にしたいと自分では決めているので、今年も聞かれたら楽しいと思える1年にできたのでよかった」と振り返る。

2025年の目標を1月の全日本選手権制覇に置く16歳は、自身の理想像について「自分のなかでは安定した選手になりたいのが1番はある」と言及。期待を寄せる中澤鋭監督も「すごく才能がある選手なので、これからは吸収すること。いろんな自分ができる分野だけじゃなく、いろんな指導者からアドバイスをもらって、いろんな角度から試合を見てもっと豊富にする。やれることだけ頑張るのではなく、苦手なことも頑張れるようにする」と世界トップ選手へ求めることを明かした。

張本美は飛躍した2024年を経て、「今年はたくさん試合をした分、したことがなかった選手とやったり、勝った試合も負けた試合もありますが、もう1回さらに勝つほうが難しい。勝ち続けることを目標にして、まだ勝ったことがない選手もいるので、そういう選手にも挑戦して勝っていけるようにしたい」とさらなるレベルアップを誓った。

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