MLB公式サイトは1日(日本時間2日)、「2025年、各チームについて1つずつ予測」と題して、記事を公開。各球団の番記者が今年、担当チームに何が起きると考えているか、それを紹介した。
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■歴代1位はカブス、マリナーズの116勝
昨年ワールドシリーズを制覇したドジャースに関しては「レギュラーシーズンの最多勝利記録に挑戦する」と予想。歴代勝利数1位は、カブス(1906年)とマリナーズ(2001年)がマークした116勝で、ドジャースとしては2022年に記録した111勝が最高となっている。
公式サイトは「ドジャースは24年にワールドシリーズで優勝したが、25年はさらに良い成績が期待される」とし、迎える新シーズンでは116勝を超えて歴代1位に立つ可能性があるとした。
根拠としたのは、先発ローテーションの充実ぶり。「リハビリを経て、ショウヘイ・オオタニ(大谷翔平)が今年どこかの時点でマウンドに上がる。ヨシノブ・ヤマモト(山本由伸)、タイラー・グラスノー、そして大物フリーエージェント(FA)のブレイク・スネルが加わり、ここにもう1人トップクラスの先発投手が入る。このローテーションはメジャーで最高の1つだ」と言及した。
■ソト流出のヤンキースも昨季よりアップ
さらに「このローテーションに加え、史上最高のラインナップをけん引する大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの存在を考え合わせると、MLB記録の116勝に挑む現実的なチャンスがある。もちろん、多くのことがうまくいかなければならないが、才能はあふれている」と紹介した。
そのほか、盟主ヤンキースについては「ソトを失ったにもかかわらず、レギュラーシーズンの勝利数が増える」と予想。FAになったフアン・ソト外野手の流出は防げなかったものの、マックス・フリード投手、デビン・ウィリアムズ投手、コディ・ベリンジャー外野手、ポール・ゴールドシュミット内野手らビッグネームを立て続けに獲得し、「勝敗という点では、25年のヤンキースは、94勝でア・リーグ東地区を制した24年よりも良いチームになるだろう」とした。
2025年はどんなシーズンとなるのだろうか。早くも熱戦を期待する声が高まっている。
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