12日に中山競馬場で行われる第41回フェアリーステークス(GIII、芝1600m)のデータを紹介する。
函館2歳Sで2着だったニシノラヴァンダ、アルテミスS4着のシホリーンなどが出走予定。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■前走未勝利組は距離に注目
3歳世代最初の重賞となる今レース。この時期の牝馬限定戦ということも相まってか、注目度があまり高くないレースではあるが、2022年に2着だったスターズオンアースなど、ここを経由する名馬もそれなりにいる、隠れた出世レースだ。
・未勝利【4.2.2.29】
・赤松賞【2.2.1.11】
・アルテミスS【1.0.1.10】
・阪神JF【1.0.0.10】
・ひいらぎ賞【1.0.0.5】
・京都2歳S【1.0.0.0】
・黒松賞【0.2.0.2】
・白菊賞【0.1.0.2】
・葉牡丹賞【0.1.0.1】
・1勝クラス【0.1.0.8】
・サフラン賞【0.1.0.0】
・新馬【0.0.5.19】
・京王杯2歳S【0.0.1.3】
最多の勝ち星を挙げているのは前走未勝利組で4勝。内訳として3勝が同距離、1勝が前走1400mからとなっておりマイル以下を使ってきた組を重視したいが、前走1200mから挑んだ馬は【0.0.0.3】と好走例がないことに注意。
また、前走が牝馬限定戦だった場合は【1.0.1.13】連対率6.7%、馬券内率13.3%に対し、混合戦では【3.2.1.16】連対率22.7%、馬券内率27.3%と好走率に大きな差があることも特徴的だ。
「前走が混合の未勝利戦で1400mor1600mを走ってきた馬」は人気に関わらずケアするべきか。
■切れ負けからの逆転に注意
次点となる前走赤松賞組は1着馬【0.0.0.2】、2着馬【0.0.1.1】に対し3、4着馬【1.2.0.2】と逆転傾向。詳しく見てみると赤松賞で上がり3Fが3位以下だった馬の巻き返しが目立っており、切れ負けした馬が適性の違いで巻き返すといった格好だ。
それは全体としても同様で、前走上がり1位だった馬が4勝しているのに対し、前走上がり6位以下だった馬も同じく4勝を挙げ、なおかつ前走上がり1位の4勝のうち3勝は未勝利でのものなので、前走上がり6位以下の馬たちが挙げている4勝はより際立ったものとなっている。
ヨーイドンの競馬が合わずに負けたと思われる馬、上がり上位でなくともしぶとい競馬を見せた馬の逆転は忘れずに買い目へと入れておきたい。
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