12日、明け3歳馬による最初の牝馬限定重賞、第41回フェアリーS(GIII、芝1600m)が中山競馬場で行われる。
今年は、函館2歳S2着のニシノラヴァンダ、阪神JF7着ミーントゥビー、同10着ジャルディニエまでの3頭が出走可能としており、大半が抽選対象の1勝馬。その中には、新潟2歳S5着ジョリーレーヌや、赤松賞2着レイユール、百日草特別2着ホウオウガイアなど、未来を嘱望される馬が登録しており、クラシック戦線を占ううえでも重要な一戦だ。
そんな中、1勝馬ながら注目を集めそうなシホリーンが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。
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目次
■人気を集めて凡走するアルテミスS好走馬
祖母がフサイチパンドラ、叔母にアーモンドアイがいる良血で、1勝馬の抽選対象ではあるが、出走が叶えば人気を集めそうなシホリーン。デビュー戦は2着に敗れたが、レコード決着の中、わずか0秒1差。勝ったファンダムは先週のジュニアCを快勝しており、差のない戦いを演じていていた点は高い評価を与えられる。
続く未勝利戦を制し、前走のアルテミスSは、勝ち馬から0秒2差の4着。直線で前が壁となり、スムーズに捌くことができれば勝ち負けまで持っていける可能性もあっただけに、痛い不利となった。1勝馬ながら、これまでの戦いぶりを考えると、高い支持を集めることは濃厚だ。
しかし、大半が1勝馬による争いとなるフェアリーSは波乱含みで、上位人気がすんなり勝ち切れる一戦ではない。過去10年、1番人気は【0.2.0.8】と未勝利で、2番人気は【1.0.0.9】と、どちらも高い信頼は置けない。
前走が重賞だった馬は【3.0.2.29】で、3頭が勝っているが、そのうち2頭は2桁人気で、伏兵視されていた存在が穴を開けている。加えて、前走アルテミスS組は【1.0.1.10】の成績だが、好走した2頭はいずれもアルテミスSで掲示板外に敗れていた馬が巻き返して好結果を残している。
一方、アルテミスSで掲示板内に善戦した馬は、以下のように、
2018年トロワゼトワル(アルテミスS4着→フェアリーS3人気5着)
2021年テンハッピーローズ(アルテミスS3着→フェアリーS1人気4着)
2021年クールキャット(アルテミスS5着→フェアリーS2人気10着)
2024年スティールブルー(アルテミスS3着→フェアリーS1人気4着)
アルテミスSでの好走が評価されて、フェアリーSで人気を集めるも、いずれも馬券圏外に敗れており、過大評価は禁物と言えよう。アルテミスSに限らなくとも、前走重賞5着以内馬は【0.0.1.8】複勝率11.1%と結果を残せていない。
また、キャリアは2戦の馬が【6.3.3.39】とボリュームゾーンで、近年は2戦1勝の馬が勝ち名乗りを上げることがトレンド。キャリア3戦以上の場合、2020年スマイルカナ(3戦2勝)、23年キタウイング(4戦2勝)と、2勝していることが勝つための条件で、この点は3戦1勝のシホリーンにとってマイナス材料だ。
あくまで抽選の結果次第となるが、出走が叶えば、上位人気に支持されることが予想されるシホリーン。しかし、まだ力関係がはっきりしていない1勝馬同士による戦いで、重賞好走などによる評価によって過剰な支持を集めるようであれば、妙味は薄く人気ほどの信頼度はないと判断し、ここは思い切って「消し」でいってみたい。
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◆著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。












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